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2019/12/26

「情報」が変える「美味しさ」の感覚

本日の引用記事は、缶ビールと瓶ビールの味に差はあるのか、という話題です。

 

まず、全国20〜60代に「瓶ビールと缶ビールのどちらが美味しいか」と質問した調査データを紹介します。
・瓶ビールの方が美味しいと感じる:46.3%
・缶ビールの方が美味しいと感じる:53.7%
拮抗していますが、意外なことに缶ビールを美味しいと感じる人が過半数を超えています。

 

缶の場合は「アルミ臭い」と感じる人や、瓶の場合は光による劣化などの問題を気にする人もいるようです。
しかし、製造技術が発達した現在では、そのような問題は殆ど影響ないとのこと。

 

しかも引用記事によると、
「ビンは首の部分に空間ができますが、栓をする前に水をピュッと吹き付けて泡立たせます。その泡で空気を追い出したところに栓をするので、酸素はほとんどない状態です。」
「一方、缶は巻き締めしてパッケージするので、ビンと同じやり方ができない。炭酸ガスを吹きかけて酸素を追い出す工夫をしていますが、ビンに比べると不利ですね」
この観点からは、瓶ビールの方が空気に触れることによる酸化に強いということになりますが、統計データからは「缶ビール」の方が美味いと感じている人が多い結果となっています。

 

残念ながら、この点を論理的に証明した調査データを発見することはできませんでした。
考えられるのは、テレビCMの影響や手軽に買える缶ビールの方が馴染みがあり、美味しいと感じる人が多いのかもしれません。

 

この調査結果が示しているのは「美味しさ」は相対的な感覚であり、雰囲気や情報により左右されるということ。
もちろん、プロの方にとっては「絶対味覚」という領域もあると思いますが、一般のお客様はそうではありません。

 

つまり「どう美味しいのか?」を伝える情報伝達が非常に大切になってくるということ。
「旬の枝豆を使っている」
「ウズラの卵を店内で茹でている」
「串打ちを店内で行っている」
例えば、この様な努力を「お客様に分かるように伝える」ことが重要なのですが、これに抵抗があり「何も言わなくても(お客様に)『美味しい!』と言わせるのが自分たちの仕事だ」と考えるオーナーシェフは実際に多いです。

 

当たり前ですが、知らないものを美味しいと感じ取ることはできません。
「どう美味しいのか」がお客様に伝わって初めて「ウマい!」につながるのです。

 

お客様に伝わっている品質感のことを「知覚品質」と言います。
逆に、作り手側から表現した品質感のことを「告知品質」と言います。

 

「串打ちを店内で行っている」だけでは「告知品質」。
それが「どう美味しいのか?」が伝わると「知覚品質」。

 

例えば、せっかく旬の枝豆を使っている料理であれば、是非とも「知覚品質」になるように、各飲食店では積極的に「どう美味しいのか?」を伝えていただきたいと思います。

 

「知覚品質」と「告知品質」については、下記に詳しく説明しています。
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■品質の『告知』の仕方に気をつけよう
http://kokyakudaicho.com/2017/06/30/2480/
===========================
「お客様目線」で告知する「知覚品質」。
POPや接客などで「告知品質」になっていないか、今一度見直してみてください。

 

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【引用記事】
生ビールと缶ビールと瓶ビールの違いは?味の違いはあるの?
https://www.shend-trend.com/post-11112/
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お読みいただきありがとうございました。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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