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2019/12/10

アマゾンゴーで時短営業ができる理由

本日の引用記事は、アマゾンゴーの仕組みが詳細に報告されたものです。
私も2018年に実際に視察に行きましたが、今では体験に基づいた記事が数多く見られるようになりました。

 

2018年1月にアマゾンゴーの1号店がシアトルでオープンしてから、約2年が経過。
今ではシカゴに6店舗、ニューヨークに7店舗、サンフランシスコに4店舗、シアトルに5店舗の合計22店舗と、着実に店舗数を増やしています。
私も以前に記事にしましたが、アマゾンは2021年までにアマゾンゴーを最大3,000店舗オープンする計画です。

 

この計画では随分とスローペースに感じますが、同社は2018年に経営破綻した米トイザらスの跡地に巨大なショッピングモールをオープンするという計画があるようです。
これがアマゾン・ゴーのようなレジ無し店舗になった場合は、店舗数が大幅に増えることになります。
それが「アマゾンゴー」というブランドになるかどうかは別ですが・・・。

 

というのもアマゾンゴーは、非常にターゲットマーケティングが明確だからです。
同店は、店内に厨房施設を設け、手作りの総菜やミールキット(半調理品)を販売しています。
日本のコンビニとは全く違い、ターゲット顧客は「忙しいビジネスマン」に絞っています。
したがって、これまではシアトル・ニューヨーク・サンフランシスコ・シカゴなど、オフィス街・繁華街を中心に出店してきました。

 

ランチ時に外食する暇がない「忙しいビジネスマン」に、「出来立ての総菜」を提供するためにテクノロジーを使って「会計作業をゼロ」にした、だから立地も繁華街に出店する、というのがアマゾンゴーの戦略です。

 

「利便性」という付加価値をウリにする日本のコンビニとは全く違う戦略です。

 

日本のコンビニでは「利便性」をウリにしているため、24時間営業・定休日なしというのが従来のスタイルでした。
しかしこれがFC店舗に負担をかけているとして、一部店舗で24時間営業の廃止や定休日の設定など、いわゆる「時短営業」の展開について模索されています。

 

アマゾンゴーは、「会計無し」という利便性をウリにしているようですが実態は高付加価値型の店舗であり、「忙しいビジネスマン」とターゲット顧客が明確であるため、そのような必要性がありません。

 

実際に、アマゾンゴーの営業時間を店舗毎に見てみると、
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(平日)AM6:00-PM9:00
(土日)定休日

 

(平日)AM7:00-PM9:00
(土日)AM8:00-PM9:00

 

(平日)AM6:00-PM10:00
(土日)AM8:00-PM9:00

 

(平日)AM7:00-PM9:00
(土日)定休日
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細かくは店舗により異なりますが、調べてみると「平日のみ営業」というお店が10店舗もありました。
この点は、繰り返しになりますが「忙しいビジネスマン」をターゲットにして店舗づくりや立地展開を行っているため、平日中心の営業展開が可能なのです。

 

この理由から、上記ショッピングモールにレジ無しの仕組みが導入された際に、その店舗ブランドが「アマゾンゴー」になるかどうかは分かりません。
いずれにせよ「利便性」一本鎗で店舗数を増やしてきた日本のコンビニは、いま大きな転換期を迎えています。

 

今後は、立地やターゲット層に合わせて店舗戦略が細分化する可能性もあります。
その際、このアマゾンゴーの戦略展開は非常に参考になるのではないかと思います。
今後のアマゾンゴーの展開に注目しておきたいと思います。

 

まだ見ていないという方は、ぜひ見ておいてください。
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■店舗視察事例:Amazon Go

店舗視察事例:Amazon Go

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お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
Amazon Go、米国内で既に20店舗以上の出店
https://iotnews.jp/archives/141678

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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