顧客台帳コンサルタント
田中潮のオフィシャルサイト

顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】 顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】

2019/12/06

「スナック最強説」に学ぶマーケティング

本日は、トレタの中村社長が唱える「スナックのビジネスモデル」に関する考察記事です。

 

飲食店の来店動機は大きく分けると、
・衝動来店型
・目的来店型
の2つに分類されます。

 

衝動来店型は、いわゆる「通りすがり客」や「クーポン客」といった好立地による集客に頼ったお店。
目的来店型は、お客様がお店に対して自身の「利用動機」を満たすために自発的に来店するお店。

 

スナックは、典型的な目的来店型の飲食店です。
引用記事にも「お客様は、とにかくママと話したくてお店に来るのです」とありますが、この言葉には飲食店が生き残る為に必要な要素が要約されていると思います。

 

堀江貴文氏も飲食店のお店づくりについてこう言っています。
「飲食の究極の形って何だと思いますか?僕がたどり着いた結論は『スナック』なんです。」
「飲食の究極の形ってコミュニケーションだと思うんです。」

 

引用記事で「飲食店が商品だけで勝つのは難しい」と指摘されていますが、これは外食産業が成熟産業であることを意味しています。
成熟市場では、理性よりも感性が来店動機として優先されることが多くなります。
例えば、製品のレベルとしてどれを選んでも必要にして十分な性能である場合、スペックの差よりも、デザインやブランドにおける「好き・嫌い」で選ぶ人が増えるというぐあいです。
つまり「美味ければイイ!(=商品価値)」という時代ではなく、メインターゲットとなる顧客層から「好かれる(=経験価値)」お店づくりが必要です。

 

近年の消費傾向として、「モノを消費」することそのものの価値は低くなり、モノの背景にある世界感やストーリーに価値を感じる「コト消費」の時代になっています。
そういった意味では、より高い付加価値を提供できるサービスが消費の中心であり、「この店だから行きたい」と消費者に評価されなければ生き残れない時代とも言えます。

 

スナックは、まさに「人」を主体とした経験価値に溢れるお店です。
「誰に」「どんな価値を」「どのように提供するのか」というストーリーが明確なビジネスモデルです。
私は、このストーリーを明確にするマーケティング手法を「利用シーンマーケティング」と名付けていますが、逆に言えばこれが明確になれば、お客様の貴店に対する利用動機も明確になります。

 

具体的には、下記の順番で貴店の「価値」を文章化してみてください。
================
・誰に:ターゲット顧客は、どの様な人・ライフスタイル・価値観を持っているか。
・何を:そのターゲット顧客に提供する価値(独自性)は何であるか。
・どのように:価値を提供する手段は、どの様な媒体・サービスが相応しいか。
================

 

「飲食物を提供するお店」
ではなく、
「飲食物を通じて、お客様に幸せな時間を過ごしていただけるお店」
これがスナックの利用シーンです。

 

皆様のお店における「幸せな時間」を提供する利用シーンは何でしょうか?
お読みいただきありがとうございました。

 

 

===============
【引用記事】
なぜ、スナックが「最強の飲食店」だと言えるのか?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68463
===============

      

お店のためになる
顧客台帳活用
メルマガ全10回

顧客台帳の活用ノウハウや、顧客台帳データを活用することで売り上げ180%を達成した販売促進の成功事例などを、全10回にわたりお届けします。

田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

詳しいプロフィールはこちら