顧客台帳コンサルタント
田中潮のオフィシャルサイト

顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】 顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】

2019/11/26

無人コンビニ「ロボットマート」が目指す未来

先日、日本の無人決済コンビ二「ローソンゴー」を紹介しました。
要約すると、
・レジなし決済の仕組みを導入した「ローソンゴー」を2020年中に出店予定
・ローソンゴーの狙いは、業務を省人化できる仕組みを整え、加盟店の負担を減らすため

 

ローソンゴーはあくまで無人決済による省力化を主目的としているようですが、この分野で先行しているアマゾンゴーは単なる無人化ではなく、店内の厨房設備で総菜をスタッフが手作りするという高付加価値追求型の店舗であり、テクノロジーの仕組みは似ていますがストアコンセプトは全く別です。

 

いずれにせよ大手コンビニが相次いで「無人決済」の実証実験に乗り出すなど、日本でも小売店の無人化・省人化に向けた取り組みが加速しています。
今回紹介するのは、日本橋にある無人コンビニ「ロボットマート」の紹介記事です。

 

立地は、東京は日本橋のビジネス街の一角。
品揃えは、飲料や菓子、日用品など。
そして、人型接客ロボット「Pepper(ペッパー)」が迎えてくれるというお店。

 

「ロボットマート」の特徴をまとめると、
【ロボットによる接客】
・ロボット開発で培った技術で実現
【24時間監視】
・東京都港区にある専用の施設でコールセンターと共に対応
【決済システム】
・現在「ロボットマート」で使用できる決済手段は「PayPay」のみ
・自社製の決済システムを開発中
・仮想通貨にも対応していく予定

 

内容を見る限り、ローソンゴーと同じく「省力化」がコンセプトのお店のようです。
口コミでは
「万引き対策はどうするのか?」
「アメリカではアマゾンゴーがとっくに先行している。ずいぶんと後れを取っているのではないか?」
などさまざまです。

 

まず万引き対策ですが、アマゾンゴーの場合はテクノロジーを使い可能な限り精度を上げたうえで、万が一エラーが生じた場合はアプリにある「払い戻し」機能を使うことで返品可能となっています。

 

真偽の判定をどのように行うか詳細は不明ですが、おそらく一定の損失はでるものとおもわれます。
実際に、シアトルにあるアマゾンゴーを視察した際にこの件を質問したところ、
「一定のロスは想定の範囲内だ。しかし、そのロスを上回るメリットがアマゾンゴーにはある。」
という趣旨の回答をいただきました。

 

一方、日本の企業はこの「ロス」に慎重で、商品に非接触型のICタグを貼るというアイデアや、このロボットマートのようにセルフレジ化する方法などが採用されたりしています。
ちなみにアマゾンゴーはセルフどころか「レジ」そのものがありません
商品を手に取って退店するだけで自動的にアプリで決済されます。

 

おそらく、日本において無人決済コンビニの展開が遅れているのは、このロスについて可能な限りゼロに近づけたいという慎重な姿勢が大きく影響していると思います。
一方のアマゾンは一定のリスクを想定しつつ、スピードやシェアというメリットを優先させているのでしょう。

 

日本では、コンビニ運営の在り方についてさまざまな議論が展開されており、岐路に立たされています。
このようなテクノロジーで解決できるものは積極的に導入すべきであり、さらにその先にどのような高い付加価値を持ったお店が誕生するのか、楽しみでもあります。

 

無人決済コンビニについては、しばらく目が離せそうにありませんね。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
2週間で開業した「ロボットコンビニ」 無人店舗の“その先”をつくれるか (1/3)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/13/news021.html

      

お店のためになる
顧客台帳活用
メルマガ全10回

顧客台帳の活用ノウハウや、顧客台帳データを活用することで売り上げ180%を達成した販売促進の成功事例などを、全10回にわたりお届けします。

田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

詳しいプロフィールはこちら