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2019/11/21

立地が悪くても繁盛している飲食店

飲食店を繁盛させるために立地は重要な要素です。
ある調査データによれば、飲食店オーナーの悩みのトップは、圧倒的多数の約80%近くが「集客」という結果に。

 

約80%の飲食店が集客に悩みを抱えている一方で、立地に対する満足度は意見が割れています。
お店の立地に対する満足度についてまとめると下記の通りです。
・満足:47.2%
・不満足:41.1%
・普通:11.8%

 

立地には不満はないけれども、集客に課題を抱えている飲食店が多いということです。
このことから「高い集客力=好立地」という単純な図式が成り立っていないことが分かります。

 

本日の引用記事は、立地が悪く、お店の入り口も決して入りやすいとは言えない作りであるにも関わらず、ランチタイムは常に満席という繁盛店を紹介しているものです。

 

お店の80%で常連客で、その常連さんが紹介で人を連れてくることでお店の売上が徐々に拡大していったとのこと。
実際、WEBで口コミを検索しても、全くと言ってよいほど出てきません。
リアルな口コミで繁盛店になったということです。

 

この事例は、店舗経営におけるリピーターの重要性を教えてくれていると思います。
集客には、「新規集客」と「リピート集客」があります。
リピート集客とは、1回でも来店してくれた既存客の再来店を促す集客のことです。

 

好立地で通行量が多くても、新規客がその後リピートしてくれないと利益はでません。
新規集客は多くのコストが必要になりますので、仮にリピート率が低い状態で新規集客に注力しても、新規集客地獄から抜け出せないことになります。

 

新規集客がリピート集客よりも高コストであるというのは、1:5の法則と呼ばれています。
【1:5の法則】
仮に1人の人を集客する場合、新規顧客を獲得するために必要なコストは、既存客を集客するために必要なコストに比べて5倍も多く必要となる、という法則。

 

また、賃料は固定費ですが、好立地であれば当然賃料も高くなります。
リピート率を高めて繁盛店になっても、高い賃料は変わりません。
高い固定費が利益を圧迫し続けます。

 

一方で、多少通行量が悪い立地でも、インターネットやSNS、アプリなどのメディアを活用して告知すれば「知ってもらう」ことは可能な時代です。
販促費は変動費なので、繁盛すれば抑えるなどコストコントロールが可能です。

 

では新規集客後のリピート率は、どれ位が望ましいのでしょうか?
【新規客の、2回目来店率】
・平均 : 約30%
・繁盛店 : 約40%
【2回目来店客の、3回目来店率】
・平均 : 約40%
・繁盛店 : 約50%
【初回来店客が3回来店に到達する確率】
・平均 : 約12%
・繁盛店 : 約20%

 

新規顧客がリピーターとして定着する目安となる3回来店(3回来店定着の法則)まで到達する確率が、繁盛店に比べて平均的なお店の場合、約1/2になっています。
つまり繁盛店と同じ売上を上げようとすれば、新規客を2倍集客しなければならない計算になります。
しかも、新規集客はリピート集客よりも5倍コストが必要になりますので、リピート率が悪い状況で新規集客に注力するのは非効率的ということになります。

 

立地が悪くても、お店が分かりづらくても、高いリピート率に支えられて売上を上げている「タイ家庭料理 チャーンタイ」。
皆様のお店でも、初回来店客のリピート率、そして常連客のリピート率(離反率)を分析していてはいかがでしょうか。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
立地は最悪、店内も狭い! なのに潰れないタイ料理屋
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/gourmet/entry/2019/020676.html

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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