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2019/10/02

フォーエバー21の経営難が意味するもの

フォーエバー21はロサンゼルス発のファストファッションブランドですが、日本撤退を発表した矢先、今度はアメリカ本社が破産法の適用を申請したことを明らかにしました。

 

苦境の原因として、引用記事では「Amazonなどのネット通販企業の台頭で、アメリカの小売企業で破産申請が相次ぐ」・・・いわゆるアマゾンエフェクトが原因であると指摘されています。

 

もうひとつあげられている要因が、ファストファッション市場の縮小
昨今のサスティナブル(持続可能な社会づくり)への意識の高まりで、大量生産・大量消費を良しとせず、良いものを長く着たいという需要が高まったというものです。

 

確かにそれらは要因のひとつかもしれません。
しかし、ファストファッションの市場全体を見ればまだまだ売上規模を伸ばしています。
1位のZARA、2位のH&M、3位のユニクロとジーユーなどすべてファストファッションブランドです。

 

ファストファッションは低価格であることのほかに、マーケティング(商品企画・製造)のスパンが早くなければ生き残れません。
今回のフォーエバー21の衰退は、市場の変化に「低価格」が先行したブランドイメージが対応できなかったということだと思います。

 

実際、業界大手のZARAとH&Mは苦戦が続いているようですが、ユニクロは売上を伸ばしています。
ユニクロの企業理念は「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服の創造」「良い服を着る喜び、幸せ、満足の提供」というもの。
ユニクロは、「ファストファッション=低価格=使い捨て」というブランドイメージから上手く脱却できているように思います。

 

「ブランド」は、それが「誰に・どんな価値を提供するのか」というストーリーを伝わりやすくするためのものです。
ブランドの中核を担うものはファッションの場合「デザイン」「機能性」「価格」などですが、それを表現するものとして「店舗」「接客」「プロモーション」「思想」といったものに統一感がなければ、それが顧客に正しく伝わりません

 

フォーエバー21の経営難は、変化する市場への対応力だけでなく、それを正しく伝えるブランディングの重要性を教えてくれているような気がします。

 

 

【引用記事】
フォーエバー21が破産申請。日本撤退に続き、世界の店舗も半減へ
https://www.huffingtonpost.jp/entry/forever_jp_5d91ce65e4b0ac3cddab72a3

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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