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2019/09/12

マーケティング進化論?

このブログでは何回か触れましたが、マーケティングの世界で「生き残るのは、最も強い者でも、最も賢い者でもない。変化できる者が生き残るのだ」というダーウィンの進化論を引用することがあります。

 

この一説については、「結果として(たまたま)環境に適応していた者だけが生き残った」のであり、変化を教訓として引用するのは不適切だとという専門家の指摘もあるようです。

 

私は科学の専門家ではないので真偽のほどは分かりませんが、少なくともビジネスの世界では周辺環境の変化に対応できなければ生き残れないのは確か。

 

今回は、世界的に広がりを見せている「出前」の話題です。
日本では、出前や宅配サービスについては8%の軽減税率が適用されることもあり、今後さらなる普及が予測されます。
出前が拡大している背景には、引用記事によると「飲食宅配代行サービス」の普及が要因であるとされていますが、もうひとつ重要なのは「時短ニーズ」の増大です。

 

アメリカのスーパーマーケットでは、プロのシェフが半調理した食材がセットになった、家で火を通すだけで簡単に美味しい料理が完成する「ミールキット」が売れています。
共働き世帯の増大や女性の社会進出に伴い、中食だけでなく(家で調理して食べる)内食の在り方も「手早く簡単に、そして美味しく」と変化しています。

 

そのような背景を基に、一般人が配達を代行するサービスとして2016年9月にサービスを開始したのが「UberEATS(ウーバーイーツ)」
利用者は、飲食店の料理をスマートフォンで注文し、登録した一般人が配達員としてデリバリーを行うものです。

 

出前は、移動や配達用の什器、料理の梱包、電話応対や顧客情報管理など、さまざまなコストがかかります。
もちろん、代行サービスを利用した場合も上記のコストが配達料金として上乗せされるわけですが、「自前で全てを準備する」というリスク軽減のメリットは少なくないと思います。

 

また、ウーバーイーツは基本的に注文をスマホアプリから行い、代金はクレジットカードで事前に支払っておくため、受取の際の会計の手間も省けます。

 

ウーバーイーツ幹部の、「人々が食の価値を便利さに置きはじめた」「人々は、家でつくるのと同じくらいヘルシーで、調理する手間のいらない食べ物を求めている」これらの言葉は、食の利用シーンの変化を如実に表していると思います。

 

飲食店や配達員の出前に対する経験値など現時点では問題点も指摘されているようですが、食の利用シーンの変化に対応するサービスとして、今後の動向に注目しておきたいと思います。

 

ミールキットや店内に設置されたBAR、ピックアップサービスや調剤薬局のドライブスルーなど、市場の変化に積極的に対応しているスーパーマーケット「クローガー」の視察事例です。
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■店舗視察事例:KROGER

店舗視察事例:KROGER

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「変化できる者が生き残る」は、少なくともマーケティングの世界では正論なのかもしれません。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
ウーバーイーツ幹部に聞いた、「出前」ビジネスの先に何を見据えているのか
https://globe.asahi.com/article/12696946

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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