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2019/09/02

「焼肉ライク」のターゲットマーケティング

本日の記事は、最近急拡大している、ひとり焼肉「焼肉ライク」に関するものです。

 

記事によると、同店は1日に19回転、そしてお客様自らが肉を焼くという手間がありながら、平均滞在時間は22分程度とのことです。

 

それを実現しているのが、徹底的な効率化の仕組み。
注文はセルフオーダーで各席に備え付けてあるiPadで行い、水もロースターの点火も全てセルフサービス
また、おしぼりやお箸は、テーブル下の引出し部分に入っています

 

この内容から想像されるのは焼肉のファストフード化であり、独身男性が主なターゲット層かと思いきや、引用記事によると女性客でいっぱいとのこと・・・。

 

それもそのはずで、同店のお店づくりを詳しく調べてみると、
・木のぬくもりを感じるおしゃれな店内。
・目線の高さに間仕切りがあって周りの人を気にせず「おひとり」を楽しめるようになっている。
・「女性限定DAY」でスパークリングワイン1杯無料、などのプロモーションを行っている。
・お肉は単品8種類、50gから選べ、少量から色々な部位がカスタムできる。
など、女性客をターゲットとして、新たな焼肉需要を開拓しようとしていることが分かります。

 

そういう意味では、匂いがつかない無煙ロースターだけでなく、引き出しに入ったおしぼりやお箸も女性をターゲットにした戦略であることが見えてきます。
もしこれらが卓上にあれば、油で汚れてしまい女性客からは敬遠されてしまうからです。

 

口コミを見ても、
「店内は女性独りでも大丈夫な雰囲気です。」
「席間は狭めですが店内は綺麗でオシャレです。」
「男性だとお肉は200g以上はないと少ないので、だいたい2000円弱はかかります。」
と、女性客の満足度が高いことがうかがえます。

 

一方で男性サラリーマン層は、
「1人でいちいち焼くのが面倒。」
「ランチ利用するには食べ終わるまでに時間がかかりすぎる。」
など、時間が足りない外回りの男性会社員からは不満の声も聞こえてきます。

 

全ての人に満足を提供するというのは聞こえが良いですが、現実的にそれを実現するのは困難です。
特定の顧客層に最適化された満足を提供するターゲットマーケティングを実施すれば、それにそぐわない意見が出てくるのは必定。

 

同店のコンセプトは、
「ぱっと焼肉を食べたい時に、1人で行ける焼肉店。」
「臭いや煙の気になるサラリーマンや女性の方にも安心。」
というものですが、上記の戦略から考えると(焼肉のファストフード店というよりも)、
「女性が気軽に1人焼肉ができるお店。」
というコンセプトの方が明確に焼肉ライクの特徴を捉えていると思います。

 

同じように明確なターゲットマーケティングで支持を得ているオーガニックスーパーの視察事例です。
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■店舗視察事例:セントラルマーケット

店舗視察事例:セントラルマーケット

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このお店は、ワシントン州のミルクリークにあるお店ですが、ターゲット客はアジア人です。
したがってアジア人向けの野菜を揃えており、生簀や日本人スタッフが作ったお寿司など、ターゲット顧客に最適化されたお店づくりが徹底されています。

 

支持されているお店からは、学ぶことが多いなと本当に感心させられます。

 

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
『焼肉ライク』はやっぱりスゴかった! 「週1で通いたくなる」その魅力をレポート
https://www.inshokuten.com/foodist/article/5464/

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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