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2019/08/21

「ピックアップサービス」課題は店舗体験

ブックオフが、自社のオンラインショップである「ブックオフオンライン」で購入した商品をブックオフ店舗で受け取れる店舗受取サービスを、8月21日より全国202店舗で開始するとのことです。

 

オンラインショップで購入した商品を任意の店舗で受け取れるサービスは「ピックアップサービス」と呼ばれています。

 

顧客は予めオンラインで商品を注文しておけば、あとは用事を済ませた後で好きな時にお店に行き注文した商品をまとめて受け取ることができるので、配送コストの削減だけでなく、利便性の向上も両立できる現実的なサービスとして今後普及していくと思います。
自宅で待つ必要も、店内を歩き回って商品を探す必要もないのです。

 

また注目すべきなのは、ピックアップサービスを利用した顧客の85%が目的の商品を受け取るだけでなく、その店舗で別の商品を購入するという調査データがあることです。
既にアメリカでは、多くの小売店でこのサービスが展開されています。
したがって、日本でも遅かれ早かれピックアップサービスはごく一般的なサービスとして普及することになるでしょう。
逆に言えば、それ自体が独自性や競争力にはならないということです。

 

ピックアップサービスで来店の機会を増やした上で、「素晴らしい店舗体験」という経験価値を提供することではじめて競争力の向上につながります。

 

実店舗を有するリユース業界は、個人間取引サービスの登場で厳しい状況が続いています。
リサイクルショップに持っていくと二束三文でしか売れなかったのが、フリマアプリだと数倍以上の値段が付いた・・・などという話はあちこちに転がっています。
逆に、実店舗を利用する消費者の利用動機は「面倒くさくないから」という比較的消極的なものが目立つのが現状です。
リサイクルショップの価値が「(高く売れない)不要なものを買い取る」だけだと、もはやフリマアプリの市場には勝てないでしょう。

 

ブックオフが、お宝探しのような店舗体験の強化を実現できるのか、生き残り戦略に期待したいと思います。
実店舗による「素晴らしい店舗体験」を実現しているスーパーマーケットの視察事例です。
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■店舗視察事例:EATALY

店舗視察事例:EATALY

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2階のフロア全体が、スーパーマーケットの強みを活かし新鮮な食材を使った料理が楽しめるレストランになっている「イータテイメント戦略」
まさに実店舗でしか提供できない価値に溢れているお店です。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
ネットで注文して店舗で決済、送料無料のブックオフ店舗受取サービス
https://www.bcnretail.com/market/detail/20190819_132793.html

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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