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2019/07/12

アマゾンのインフルエンサーマーケティング

昨日、(ネットショップではなく)実店舗で購入している商品についての調査データを紹介しました。
その中で、比較的上位にランクインしていたのが「衣料品」
理由は「サイズや色を確かめたい」から。
つまり衣料品は試着という「体験」が強い購入動機となっており、ECショップで購入することを躊躇している消費者が多いということです。

 

一方で年々EC比率が高まっていく中、ゾゾやアマゾンは何とか衣料品におけるEC比率を高めるために様々な戦略を展開しています。
そのアマゾンが、世界各国の人気ファッションインフルエンサーをデザイナーとして起用した限定アイテムをコレクションとして販売する新サービス「ザ・ドロップ(The Drop)」を展開するとを発表しました。

 

インフルエンサーとは、情報拡散力が強い(影響力が強い)人のことです。
インフルエンサーは多くの人から「共感」を得ている存在であり、そのため彼らが発信する言葉の影響力は非常に強く、フォロワーに対して強力な購買動機を形成します。

 

「ザ・ドロップ」は、まさにソーシャルメディアを席巻するインフルエンサーと、そのフォロワーに向けたメディア戦略です。
注文はアマゾンのショッピングアプリもしくはモバイルブラウザで公開後30時間限定で受け付けるというもので、商品は受注生産、そして詳細情報についてはSMSで通知するなど、情報共有と拡散効果を狙ったバイラルマーケティング(口コミ戦略)」です。

 

あるデータでは、インスタグラムのアカウントを持っているユーザーの約62%が、頻繁に投稿をチェックするお気に入りのインフルエンサーがいると回答しています。
また、お気に入りのインフルエンサーのジャンルでは、第1位が「ファッション」、第2位が「美容」となっています。
フォローしている理由は、「本人のファンだから」「投稿写真を参考にしたい」「最新のトレンドをキャッチしたい」というもの。

 

つまりフォロワーにとっては、アイテムの「モノ」そのものの価値よりも、「お気に入りのインフルエンサー」が紹介したりデザインしたという「コト」の価値の方が大きいわけです。
その意味でザ・ドロップは、実に緻密なマーケティングを行い理にかなった店舗戦略と言えます。

 

アマゾンは、その一方でオンラインショップの課題である「体験」を重視した実店舗を展開しており、それぞれのメディアを相互補完するO2O戦略を加速させています。
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■Amazonのリアル店舗、共通点は「体験」

Amazonのリアル店舗、共通点は「体験」

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引用記事の言葉を借りれば、アマゾンは多くのデータを手に入れることで、消費者が欲しがっているものを確実に提供してきました。
ザ・ドロップは、そのデータを基にインフルエンサーを通じて流行を仕かける(ニーズを創り出す)という取り組みと言えます。
まさにデータを基にした科学的なマーケティング、つまり顧客台帳経営がオンラインショップにしろ、実店舗にしろ、非常に重要であることをアマゾンは教えてくれています。

 

お読みいただきありがとうございました

 

 

【引用記事】
“ファッショナブル路線”を強化するアマゾン、その「次の一手」が見えてきた
https://wired.jp/2019/06/24/amazon-fashion-quest-the-drop-stylesnap/

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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