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2019/07/11

消費者が「実店舗」に求めているもの

今回は、「実店舗とネットショップの利用率」「店舗を利用する商品のジャンル」の調査結果に関する話題です。
日本全国の全国の20代~60代の男女が対象。

 

調査結果によると、76.8%が店舗とネットショップ両方を利用しているという結果に。
世界のEC市場規模を見ると、1位が中国、2位がアメリカ、3位がイギリスで、日本は4位となっており、中国やアメリカと比べてまだEC比率は低いと思っていましたが、思ったより多くの消費者がネットショップを利用していることが分かりました。
逆に言えば「実店舗のみ」「オンラインショップのみ」という消費者はごく一部ということになります。

 

主に実店舗で購入している(オンラインショップで購入していない)商品を品目でみると、鮮度の問題でECには不向きという理由で生鮮食品を中心とした食料品が上位に来ているのは既定路線ですが、それ以下を見ると衣料品と医療品(シャレている訳ではありません、念のため)、文具や乗り物が上位にランクインしています。

 

医療品については、第1類医薬品も含めて2014年にオンラインショップでの販売が許可されていますが、実店舗が存在していることや薬剤師が必要であるなど、幾つかのルールがあります。
その為、他のジャンルに比べてまだ取り扱いが少ないという点が作用していると思います。

 

また、EC化比率で見ると、①物販系分野、②サービス分野(旅行や飲食など)、③デジタル系分野(電子書籍や音楽配信など)の順で物販系の伸び率が最も高くなっています。
その物販系の内訳を見ると、家電類のEC化率が28.34%、次いで事務用品・文房具が28.19%であり、今後は更に伸びていくでしょう。

 

実店舗で購入しているものに共通しているのは、「サイズや色など実際に見たい」という調査結果に象徴されるように、「実体験」が購入に向けての大きな動機となっている点は見逃せません。
逆に言えば今後実店舗が生き残るには、この「体験」という価値(マーケティングの世界では経験価値と表現します)を提供できるか否かにかかっているということになります。

 

アマゾンエフェクトを経験したアメリカの小売業者は、まさにこの点を鑑みて「店舗体験の強化」を推し進めています。
2018年に視察した店舗で、個人的に最も衝撃を受けた店舗です。
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■店舗視察事例:EATALY

店舗視察事例:EATALY

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高級スーパーとして、ターゲット顧客が満足する売り場づくりが徹底されていることはもちろんですが、何より食を楽しむイータテイメントという店舗体験のレベルが圧倒的に高い
訪問した店舗は、2階に精肉や鮮魚そしてワイン売場があったのですが、2階全体がそれらの食材を使った美味しい料理を楽しめるレストランになっているのです。

 

イータリーは、「素晴らしい買い物体験」だけでなく「素晴らしい食の体験」と、オンラインショップでは提供できない実店舗の強みを存分に味あわせてくれるお店でした。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
ECでなく店舗で買うのは圧倒的に「飲食物」、理由は「不向き」「実物を見たい」【予約ラボ調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2019/07/10/33312

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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