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2019/07/03

「脱・均質化」一風堂の戦略

大手ラーメンチェーンの「一風堂」が、ローカライズ戦略を展開しているようです。
これまでのチェーン店は「スケールメリット」と「均質化」を強みとしてきましたが、ライフスタイルや価値観の多様化により、「均質」という効率化を優先した従来のチェーンストア理論は通用し難くなっています。
事実、チェーン店でも「脱・均質化」を行う企業が増えてきました。

 

例えば、アメリカ国内で約5000店舗を展開する巨大スーパーマーケットチェーン企業ウォルマート。
このウォルマートも、大型店舗である「ウォルマートスーパーセンター」や、小規模型の「ウォルマート ネイバーフッドマーケット」など8つの業態を展開しています。

 

今回の「一風堂」も、まさにその事例。
特定の店舗でしか味わえない地域限定メニューを相次いで投入しているとのこと。

 

武石インター店(千葉市)では、千葉県で親しまれている「竹岡式ラーメン」を一風堂オリジナルに改良した「博多式 中華そば」を提供。
沖縄パルコシティ店(沖縄県浦添市)では、沖縄風の炊き込みごはん「じゅーしー」をイメージした「一風堂炊き込みチャーシューおにぎり」と「ベジ醤油ラーメン」のセットメニュー。

 

また、メニューだけでなく店舗デザインもローカライズされているようです。
チェーン店といえば、ブランディングのためにも同一の店構えを展開するのが一般的ですが、一風堂は店構えにも地域性を反映させているとのこと。
例えば、倉敷店(岡山県倉敷市)では、「ジーンズの聖地」と呼ばれる地域性を生かして、店内の一部にデニムを使用しています。
※岡山県倉敷市の児島は、足袋・学生服・作業服と、繊維のまちとして発展し、国産ジーンズ発祥の地でもあります。

 

引用記事にもありますが、一風堂はチェーン店でありながら地元民に愛される「個店」としての展開を強化していくようです。

 

「地元民に愛される」というローカライズ戦略のNo.1店舗として名高いのがトレーダージョーズ。
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■店舗視察事例:トレーダージョーズ

店舗視察事例:トレーダージョーズ

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■店舗視察事例:TRADER JOE’S(2018)

店舗視察事例:TRADER JOE’S(2018)

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スタッフを呼ぶのもマイクやスピーカーを使わずベルを使う、店内外の看板やPOPそしてプライスカードに至るまで専任のデザイナーが手描きする、お店にぬいぐるみか隠されていて子供がそれを発見するとプレゼントがもらえるサービスを展開。
約500店舗を展開するチェーン店でありながら、このような「非効率的」なお店づくりを行っています。
その目的は、地域に愛されるお店をつくること。

「トレーダージョーズは、1店舗たりとも同じ店をつくらない」

 

これが本部の指針だそうです。
まさに究極のローカライズ戦略です。
他の日本のチェーン店も「単一業態・均質化」から「多業態・地域性」への対応を進めていく流れが加速していきそうですね。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
大手チェーンなのに店舗限定ラーメンを連発する一風堂の狙い (1/2)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/02/news031.html

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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