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2019/06/21

「ほっともっと」の苦戦の理由を考える

持ち帰り弁当チェーンの「ほっともっと」が苦戦しているようです。
2019年2月期決算で、営業損失8.6億円(前期は39億円の黒字)と営業赤字に転落したとのこと。
中食については、2007年に対して2016年の市場規模は119.9%と大きく伸長しているにもかかわらず、なぜ「ほっともっと」は苦戦しているのでしょうか?

 

引用記事を読むと、ここでもターゲットマーケティングに問題があったことが分かります。
ほっともっとのターゲット顧客は、自炊しない男性(引用記事では40代以上の男性と定義)です。
したがって、メニューもハンバーグや唐揚げ、焼肉といった肉が中心の構成となっています。
定番メニューで野菜が摂れるのは、肉野菜炒め弁当ぐらいでしょうか。

 

しかし、ここ数年でその商品戦略にブレが生じています。
例えば、(今は終了していますが)タニタ食堂とコラボレーションし野菜が多く低カロリーなメニューを増やしたり、最近では「プラスベジ」という定番メニューに野菜サラダがセットになった商品を展開したり、「1/3日分の野菜ビビンバ」、更にはお米を「もち麦入り金芽ごはん」に変更出来るサービスを追加したり・・・と明らかにヘルシーメニューを積極的に展開しているのです。

 

女性という新しい顧客層を取り込みたいということなのでしょうが、それにしては商品戦略が徹底しきれていません
プラスベジにしても野菜ビビンバにしても、「野菜好きの女性」をターゲットにするには野菜の量も質も、そしてトレーサビリティの観点でも充分ではありません。

 

結果として、女性客の取り込みが出来なかっただけでなく、本来のターゲット層である男性客の満足度も下げてしまう結果となったのではないでしょうか。
この様な事例は、結果論と言ってしまえばそれまでですが、ターゲット顧客を明確にすること、そしてそれに最適化された商品・サービスを展開することの重要性を改めて教えてくれていると思います。

 

もはや、このブログでは定番ですが、下記の店舗はターゲット顧客に対して、立地・商品・サービスに至るまで全てが最適化されたお店づくりを行っています。
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■店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

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環境意識が高い人をターゲットにしているので、生態系や契約農家の顔が見えるレベルのトレーサビリティ、チリひとつ落ちていないレベルのクレンリネスなど、ターゲットマーケティングが徹底されているのが分かります。

 

皆さまのお店のターゲット顧客は、どんな人で、どんなライフスタイルなのか、お店(人・商品・サービス)がそれに最適化されているか、今一度見直してみてください。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
「ほっともっと」赤字転落の先に迎える正念場。商品戦略が迷走、女性客取り込み策も不発に。
https://toyokeizai.net/articles/-/287838

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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