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2019/06/10

「森を破壊しない」は付加価値となるのか?

近年、海に大量に流れ込むプラスチック(海洋プラスチック)ゴミは、深刻な海洋汚染の原因のひとつとして問題視されています。

 

これを受けて、最近ではプラスチック製のストローの使用を廃止する飲食チェーン店が増えています。
例えばマクドナルドは、イギリスとアイルランドの全店舗、約1400店舗で、2018年9月から段階的にプラスチック製のストローをやめると発表、更にスターバックスも2020年までに日本を含む全世界2万8000以上の店舗で環境の保全を目的に、プラスチック製ストローの提供をやめると発表しています。

 

これまでも「エコロジー」や「スローライフ」「ロハス」といった自然環境保護に関する様々な考え方が時代と共に出現してきましたが、近年では「サスティナブル」という考え方が浸透しています。
サスティナブルとは、自然環境保護はもちろんですが、その中で生きる「人」や「企業」など社会全体も発展し裕福になることを両立させようとする考え方です。
これまでの環境に関する考え方との違いは、人・企業・環境全てにおいて「持続可能性」に重きを置いている点です。

 

もちろん自然環境保護は企業だけでなく、私たち個人でも常に取り組む必要性があることです。
しかし、本日の話題は敢えて「森を破壊しない」が、外食企業において「必要コスト」なのか、それとも自然環境保護と企業の発展を両立させる「サスティナブル戦略」なのか、という点に絞った内容です。

 

引用記事にも「日本の外食産業は『よい品質のものを安く提供する』ことに力を注いでいる」とありますが、「持続可能性」という観点で考えると企業の取り組みやサービスに付加価値をつけて『良い品質のものを高く提供する』ことが求められます。

 

もちろん、これらは企業努力だけでなく、私たち消費者の考え方も変えていく必要があるでしょう。
この「環境保護」を「企業戦略」と両立させている(つまりサスティナブル)スーパーがニューシーズンズマーケットです。
彼らの取り組みの一部です。
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①「地域のコミュニティ」の中心的店舗であることを戦略の中心としている。
②そのため、人材も地元から約90%採用している。
③企業利益と地域社会の公共利益の共存にも注力している。
 1.一部店舗ではロス食品を有機肥料に変える装置を敷地内に導入し、出来た有機肥料を契約農家に無償提供。それで育てられたオーガニック食材を仕入れて売る、という地産地消ビジネスモデルを展開。

 2.売上の10%を(学校や自然環境保護団体など)地域の為に寄付している。
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この様に自然環境だけでなく、雇用や教育など社会面でも「持続可能な社会づくり」に取り組んでいることが分かります。それを付加価値戦略にするため、環境意識が高いLOHAS消費者が住んでいるエリアを選んで出店しています。
そして、この取り組みは昨今の「プラスチックストロー問題」などが騒がれるより前、私が初めて訪問した2007年より以前から取り組んでいる内容なのです。

 

まさに「森を破壊しない」を必要コストではなく、企業の付加価値とするニューシーズンズマーケットの徹底した取り組みは、流行り廃りに流されない真のサスティナブル戦略と言えるのではないでしょうか。
2016年に訪問したニューシーズンズマーケットを紹介します。
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■店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

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お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
「森を破壊しない」ハンバーガーはなぜ必要か ~持続可能な食材調達を求められる外食産業~
https://toyokeizai.net/articles/-/285142

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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