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2019/05/20

「体験強化」ウォルマートのその後

先日「ウォルマートも「店舗体験」を強化」の記事でもふれましたが、コストリーダーシップ戦略の雄であるウォルマートが「店舗体験の強化」に乗り出しています。
取り組みの中身を改めてまとめますが、O2O戦略を柱とした「利便性の向上」「業務効率化」の2点に絞られます。
■利便性の向上
・ピックアップタワー1700台
・店舗内でオンライン注文を受け付ける自販機900台
・注文した日用品を受け取る拠点3100箇所
・日用品の配達拠点1600箇所
 
■業務効率化
・自律型のフロア用掃除機1500台
・陳列棚の商品を確認する自律型ロボット300台
・トラックから荷降ろしされた商品をスキャンして分類する機械1200台

 

本日は、そんなウォルマートの追跡記事ですが、売上が好調のようです。
16日発表した第1四半期の決算は、グローサリーピックアップや宅配サービスの拡大が寄与し予想を上回ったとのこと。
総売上高は、前年同期から2.5%の増加、純利益は前年同期から80%の増加となる38.4億ドル。

 

引用記事では、好調の要因としてピックアップサービスによる「店舗でのEC体験」を挙げています。
確かに、今はまだピックアップサービスを利用している消費者は、アメリカでもごく一部です。
したがって「体験」による利便性の訴求など、一定の効果は得られると思います。

 

問題はピックアップサービスは実店舗とアプリ(オンライン)を併用したサービスであり、いまやアメリカの多くのスーパーマーケットで同様のサービスが展開されているということです。
当然、ホールフーズなど実店舗を展開するアマゾンを筆頭としたオンライン企業も例外ではありません。
実際にホールフーズでは「アマゾンピックアップサービス」という名称でそれを実施しています。

つまりは今後もピックアップサービスは間違いなく普及していく事になりますが、重要なのはピックアップサービスそのものが独自性になる事はなく消費者の経験価値にはならないという事です。

 

ピックアップサービスで来店の機会を増やした上で、「素晴らしい店舗体験」という経験価値を提供できるか否か、が今後のカギになるでしょう。
例えば、下記のクローガーというスーパーマーケットでは、ピックアップサービスのほかに、イータテイメント(食を楽しむ)の要素が展開されています。
具体的には、ミールキットワイン売場に併設されたBARなどです。
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■店舗視察事例:KROGER

店舗視察事例:KROGER

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クローガーの様に、単にアプリなどのオンラインに対応するだけでなく、同時に「店舗体験」をも充実させることが必要です。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
【ウォルマート】ピックアップ等の拡大で実店舗の売上増!EC体験に勝る学びはなし?
https://vpoint.jp/bus/136766.html

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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