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2019/04/25

「茶髪・ピアス自由」のメリット・デメリット

外食産業の人材不足が深刻なのはいうまでもありません。
帝国データバンクが2018年7月に実施した「人手不足に対する企業の意識調査」では、飲食店が昨年の32位から5位へと急上昇しています。

 

そういった背景を受けて、2019年4月に入管法が改正され外国人就労に必要な在留資格の対象業者が拡大し、外食産業も対象になりました。
既に人材不足の解消に向けて既に動いている企業もあります。

 

確かに、人手不足を解消するために新たな人員を採用することは急務ですが、一方で高い離職率をどう改善するかというのも重要です。
平成30年に農林水産省が出したデータによれば、外食産業の就職後3年以内での離職率が50.2%と他業種に比べて非常に高くなっています。

 

今回の引用記事は、そんな高い離職率をどうやって改善するかというもの。
根本的には「理念経営」を徹底し、それを全従業員に浸透させるということになります。

 

重要なことは、明確な目標を持たせ、それを正しく評価するということ。
「楽」と「楽しい」とは大きく違います。
「仕事が楽しい」の本質を理解してもらうためには、目標設定→目標達成→具体的な評価→モチベーション向上というサイクルが必要です。
お客様へのアンケートを活用するのも、ひとつの方法だと思います。
例えば、QSCの中でトイレ掃除などをアルバイトさんに頑張ってもらった結果、お客様からの「お店の清潔感」の評価が向上した場合に、それを目に見える形で評価してあげるだけで、正しい仕事の楽しさを理解してもらえるようになるでしょう。
そうやって細かな作業レベルで自己成長が感じられる仕組みづくりをすると、自然にスタッフにプロ意識が生じます。

 

労働条件・環境の改善も重要ですが、「仕事の楽しさ」を理解してもらう理念経営は離職率を下げる最も大切な取り組みだと私は考えます。

 

引用記事での具体例では、求職者の応募率を上げるため「茶髪・ピアス自由」「履歴書不要」を掲げる企業が増えるなか、それだけでは「楽ができそうだからという動機で志望した人が増えるばかりで、結果的に楽ができないからという理由で辞める」事になると指摘しています。
具体的な事例では、採用段階で「茶髪・ピアス自由」は認めるが、お客様から見た場合の第一印象のデメリットを理解した上で、それを覆す覚悟を持って仕事に臨んでもらう事が重要であるとしています。

 

私が2016年に訪問したホールフーズマーケット(当時はAmazonに買収される前でした)の店長はタトゥーをしていました。

ホールフーズマーケットは、(現在はAmazonに買収され少々、コンセプトが変わってきていますが)元祖オーガニックスーパーと言われる高級スーパーです。
オーガニックというだけでなく、動物愛護の一環として食肉用の牛や豚がどの様に健康的な環境で育てられたかという情報を数値化してプライスカードに表記しています。

 

その様な高級スーパーですが、当時インタビューした店長のケーリーさんは、アメリカの他のスーパーで勤務していた時はタトゥーが認められていなかったため隠していたそうです。
しかし、このホールフーズマーケットでは従業員が働きやすい環境づくりの一環としてタトゥーなども認められていたため、現在は隠さずに仕事をしています。
なんでも、そのタトゥーには家族を守る意味があるのだとか。

 

引用記事の事例もホールフーズの事例も、共通しているのは「仕事の楽しさ」を正しく伝え、真の「従業員満足」を実現する理念です。
その為にはタトゥーをしたケーリーさんが店長として評価されたように、目標や成果、評価を見える化することが重要です。
経営陣にとっては些細なことかもしれませんが、アルバイトさんにとっては、その一つ一つの積み重ねを評価されることで「楽」とは違う「楽しさ」を理解してくれるはずです。

 

これを機に「従業員満足」を見直してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
入ったばかりのスタッフが、すぐに辞めない採用戦術とは
http://colum.shokujob.com/news/2017/12/1263/

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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