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2019/03/08

飲食店でのIT技術導入の意味を考える

本日の引用記事は、ITの最新技術を活用したという全国的にも珍しい鮮魚店「黒崎屋」が富山市寺島にオープンしたというものです。
このお店のターゲット顧客は「飲食店」です。

 

いま、飲食店では不適切動画問題などで揺れていますが、問題は雇用形態ではなく「人手不足」が本質にあると考えています。
帝国データバンクによると、「人手不足に対する企業の意識調査」を業種別で見ると、
1位「放送」(76.9%)
2位「情報サービス」(74.8%)
3位「運輸・倉庫」(71.9%)
4位「建設」(67.8%)
5位「飲食店」(65.9%)
となっています。
特に飲食店は、昨年の32位から急上昇しており、かなり深刻な状況です。

 

その様な環境で本来ならば採用基準に満たない人材を雇用せざるを得ない、という状況が仕事の質を低下させる要因になっていると私は考えています。

 

飲食店は「オーナーシェフ」が多い業種でもあり、その高い職人気質からか「IT」や「効率化」という概念を嫌う方も多くいらっしゃいます。
しかし、今後は「Amazon Go」の様に顧客価値が低い作業的な業務は徹底的にIT技術を導入し効率化を図り、顧客価値が高い業務に経営資源を多く投下するという経営センスが必要になってくるでしょう。

 

今回紹介する鮮魚店「黒崎屋」は、まさにそれを象徴するようなお店。

 

なんと、売場のショーケースに4K画質の高精度カメラが12台も設置されおり、お客様はこのカメラを通して、お店に来なくてもネット上で商品を見ることができるというサービスを展開しています。
ショーケースを写すカメラの映像はホームページ上で5分毎に静止画として、バックヤードの生簀はリアルタイムの動画で見ることができます。
お客様は、お店に来る前に品揃えや魚の状態・価格などをチェックし、そのままネット上で購入もできますし、店で取り置きしてもらい好きな時間に受け取れるほか、金沢市内だと配送も行っているそうです。
ただし、このサービスを受けるには会員登録が必要とのこと。

 

利用者の声では、
「朝ここまで来なくても家でゆっくりできる」
「ありがたいですね。僕ではなく、スタッフに『取り置いてもらったから後で取りに行って』と頼むこともできるので」
と評判も上々です。

 

飲食店においても、最近はセルフオーダリングシステムなど効率化の技術が進んでいます。
これらを「おもてなしの精神に反する」と否定的に見るのではなく積極的に取り入れて作業の効率化を図ることで、労働環境の改善、更には貴重な人材を顧客価値の高い業務に充てることはスタッフのモチベーション向上にも繋がります。

 

皆様のお店が「誰に」「どんな価値を」提供しているのか、まずはストアコンセプトを明確にしてください。
それ以外の顧客価値が低い業務の効率化については、人材不足解消の意味でも積極的にIT技術の導入を考える時期に来ているのではないかと思います。

 

Amazon Goの事例です。
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■店舗視察事例:Amazon Go

店舗視察事例:Amazon Go

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徹底的に効率化を図っている業務と、その逆に人の手による非効率的な業務、それぞれのマネジメントが極めて明確であることが分かります。

 

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
全国的に珍しい鮮魚店オープン ライブ配信で品揃えをチェック
http://www.tulip-tv.co.jp/sp/news/detail/20190306191714

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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