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2019/01/08

2018年の外食産業を振り返る

本日の引用記事は、2018年における外食産業のトピックスをまとめたものです。
私として個人的に印象に残っているのは、
・サブスクリプション(定額制)モデルの登場
・業種や業態の境界線が曖昧に
この2点です。

 

サブスクリプションについては、2018年後半になってこのサービスを導入する飲食店が一気に増えました。
定額制サービスが拡がっている背景には、
・安定した収益を得ることが期待できる
・仕入れや仕込みの予測が立てやすく、コストや食材の無駄を減らすことができる
といった飲食店サイドのメリットが先行して推し進められているケースが散見されます。

 

実際には対象のメニューが限定されているケースが多く、また「元を取る」為には非現実的な回数を通う必要がある価格設定になっているなど、サービスが維持する為には消費者メリットとのバランスを上手くとって展開する必要があります。
サブスクリプションが消費者に受け入れられて定着するのか、2019年は真価が問われることになります。

 

また、引用記事にもありますが、コンビニなどの小売業がイートインスペースを拡大させ飲食やチョイ飲み需要を取り込むなど、小売業界が飲食店の競合的存在になってきています。
私が2018年に視察した「Amazon Go」はランチ需要を、「イータリー」「マリアーノス」はディナー需要を取り込む食品スーパーです。
特に「イータリー」はグローサラント(グローサリーストア+レストラン)に力を入れており、もはやイートインではなくレストランと呼ぶに相応しいクオリティーでした。

 

さらにシェフによる下味や食材のカットなど半調理された「ミールキット」を買って帰ることで、家庭で簡単にプロの味が楽しめるという食品スーパーならではの「食の体験」ができる様に進化しています。
こういった「店舗体験の強化」は、アマゾンの実店舗進出に対抗したマーケティング戦略ですが、結果として飲食店の需要を取り込む形で競合になっています。

 

「Amazon Go」「イータリー」の事例を改めて紹介しておきます。
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■店舗視察事例:Amazon Go

店舗視察事例:Amazon Go

 

■店舗視察事例:EATALY

店舗視察事例:EATALY

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とくにイータリーの事例は必見です。
イートインを超えた「グローサラント」という概念が明確に伝わる店舗です。

 

これにピックアップサービスが組み合わさることで、消費者は食を楽しんだ後に予めアプリで注文しておいた食材を持って帰ることができます。
買い物にかける時間も短縮することができ、家族連れにとっては理想的なサービスと言えます。

 

ピックアップサービスとは、
・顧客は店舗アプリを使い必要な商品を予め注文
・店舗スタッフが注文データに基づき商品をピックアップし保管
・顧客は自分の都合が良いタイミングでお店に行くと、注文した商品がまとめて受け取れる
というもので、今後一気に普及すると思われるサービスです。

 

今後の飲食店経営は、同業だけでなくこの様な「他業界の飲食店化」も視野に入れる必要があります。
「食べる=幸せで特別な時間を過ごす」という利用シーンの提供が、今後の飲食店経営のカギになってくるかと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】
2018年の飲食業界をふり返る。人手不足や生産性向上などの課題に取り組んだ変革の一年
https://www.inshokuten.com/foodist/article/5160/

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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