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2018/11/20

店舗視察事例:ALDI

本日は、ALDIというお店を紹介します。
このお店は、ドイツ発祥のハードディスカウンターで、先日紹介した(同じくドイツ出身の)リドルの競合店でもあります。
全世界で約10,000店舗以上を展開する巨大なチェーン店です。

 

アルディは分社化していますが、そのひとつがアメリカ進出の足掛かりとして1979年にトレーダージョーズを買収しています。
つまり、アルディはアメリカにおいて「アルディ」と「トレーダージョーズ」の2つのブランドを展開しているということです。

 

その2つのブランドをどの様に使い分けているのでしょうか?

 

トレーダージョーズは、効率優先型のチェーン店ではなく、敢えて非効率的でローカライズされた店舗展開を行っています。
それが、戦略として全て手作りの看板やPOP、プライスカードなどに表れています。

 

一方のアルディの独自化戦略は「徹底したローコストオペレーション」にあります。
店舗オペレーションを極限まで効率化・簡素化し、低価格・高品質商品を実現することで競合店を圧倒しているのです。
例えば、店内での加工なし、段ボール陳列(FRM)、対面売場なし、店内装飾も極限まで減らす・・・などです。
店内は倉庫のようにシンプルな造りの売場となっていました。

 

24本入りのペットボトルウォーターが、たったの1ドル69セント!
もはや「安い」の一言しか出てきません。

 

しかし、両ブランドに共通しているのは、基本的に小型店でありPB商品の比率が高いということです。
ただの「安かろう・悪かろう」にならないように、高品質なものを可能な限り安く提供するためのPB商品戦略です。

 

そのPB商品戦略についても、トレーダージョーズ同様にアイテム数を絞り込み、PB商品を中心とした品揃えにしています。
なんと店内の95%がPB商品というから驚きです。

 

PB商品を中心とした2つの店舗。
しかし、トレーダージョーズは「素晴らしい店舗体験」を売りにしたブランド。
一方のアルディは、徹底したローコストオペレーションによる「安さ」を売りにしたブランド。

 

この様にストアコンセプトが明確であることは、「誰に」来店してほしいのかというメッセージも明確であり、同時に強い来店動機を生み出します
ターゲットマーケティングの重要性を学べる良い事例かと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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