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2018/11/02

店舗視察事例:TRADER JOE’S(2018)

以前にも紹介したことがありますが、今年もトレーダージョーズを視察してきましたので改めて紹介します。
過去には、2007年と2016年に訪問しました。
2007年当時は約300店舗だったのが、2018年では約500店舗ほどに拡大しています。

 

しかし、驚くべきことに戦略の核は全く変わっていないのです。
トレーダージョーズの取り組みをまとめます。
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①美味しい物を安く提供するため、店内の商品の約80%~90%がプライベートブランド商品で構成。
②全てが手描きによるメッセージ性が高い看板やコトPOP、プライスカード。
④店長はキャプテン、店員はクルー(乗組員)と呼ばれ、全員がアロハシャツを着て働く。
⑤スタッフを呼ぶのもマイクやスピーカーを使わず、ベルを使う。
⑥一部の店舗では、お店にぬいぐるみか隠されていて、子供がそれを発見するとプレゼントがもらえる。
⑦子供にプレゼントするシールもトレーダージョーズオリジナル。
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この様な非効率的な店舗戦略を、500店舗にまで成長した企業が、2018年の今に至るまで変える事なく成長し続けています。

 

トレーダージョーズの戦略の中心は、地元の人々の感性に合った(カスタマイズされた)お店づくりを行う事(脱・均質化)にあります。
アメリカの他の食品スーパーで急速に普及しているピックアップサービスも、クリアランスセールも一切していません
それどころか、値引きも行っていません

 

直ぐとなりには、同じオーガニックスーパーのPCCナチュラルマーケットがあります。
改めて競合店に対しての「強み」は何かを聞いたところ、マネージャーはこう答えました。

 

「トレーダージョーズの基本戦略は、オリジナル商品(PB商品)を主にしたラインアップ、そして何と言っても素晴らしい店舗体験にある。これは他のどの店にも勝っている。」
「だから、アマゾンがピックアップサービスを強化しようと、他のオーガニックスーパーが近くに来ようと何の影響もない。」

 

つまり、トレーダージョーズに来なければできない「買い物体験」が独自性であり強みであるということです。
繰り返しになりますが、2007年に訪問した時からこの「独自性」は変わっていないのです。
そして成長し続けています。

 

例えばトレーダージョーズのPB商品で有名なのは、「Two Buck Chuck」と呼ばれる、2ドル99セントで買える格安ワインが世界的に有名です。
しかも「安かろう・悪かろう」ではなく充分に美味しいのです。

 

そして、店内の全売場に展開される手描きのコトPOP。
今回、特別に写真撮影が許可されました。
画像を添付しますので見てください。

 

トレーダージョーズは、地域に密着した独自性を持たせることで競争力を維持し続けられる、という事を教えてくれる良い事例だと思います。

 

【店舗外観】

 

【手描きのコトPOP】※地域性が反映されたPOP

 

【全てが手描きのプライスカード】

 

【カット野菜】※アメリカでは「時短」ブームで半調理品やカット野菜が多い。

 

【世界的に有名になったTwo Buck Chuck(ワイン)】

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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