顧客台帳コンサルタント
田中潮のオフィシャルサイト

顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】 顧客台帳コンサルタント 田中潮 オフィシャルウェブサイト【思わず試したくなるお店のための顧客台帳活用講座】

2018/08/20

西友売却から学ぶストアコンセプトの重要性

まだ正式に決定はしていませんが、ウォルマートが傘下に収めるスーパーマーケットチェーンの西友を売却する方針であると報じられています。

 

引用記事の中で、その要因として指摘されているのが下記の5つ。
①エブリデー・ロー・プライス戦略のすれ違いと不徹底
②メーカー直取引の挫折と問屋活用の不徹底
③中央集権志向(CMI)が地域対応(ローカル)の品揃えを損なった
④コスト削減の効率化が品揃えの魅力を削ぎ、店舗をスラム化させた
⑤殿上のトップ人事が迷走し現場の意欲とスキルが崩れた

 

私が住むエリアにも西友はありますが、確かにエブリデー・ロー・プライスの戦略は不徹底だと感じていました。
西友の売り方ならハイ・ロー戦略の方が適していると思います。

 

ちなみに小売業界ではよく用いられる言葉ですが、エブリデー・ロー・プライス戦略ハイ・ロー戦略の説明は下記の通りです。
【エブリデー・ロー・プライス(EDLP)戦略】
プロモーションや特売を行わずに、常に低価格で商品を販売する戦略。
【ハイ・ロー戦略】
特売など、特定の期間や条件で価格を変動させる販売戦略。

 

EDLPは地域一番店として「安さ」が売りでないと戦略として成立しません
また、本家ウォルマートも「ネイバーフッド・マーケット」などブランドを細分化させていますが、小売業界も飲食業界も「均質化」という効率化を優先した従来のチェーンストア理論は通用し難くなっています

 

その様な背景にあって、アメリカで「質」を売りにしている革新的スーパーでは「ハイパーローカル戦略」が主流となっています。

 

【ハイパーローカル戦略】
「地方」よりも更にターゲットを絞り、店舗周辺の地域に根差した店舗展開を行う戦略。
店舗近辺の契約農家から食材を仕入れ、その情報をトレーサビリティとして開示する、などの地産地消モデルなどがこれにあたる。

 

「安さ」を極めるのか、ハイパーローカルなど「質」を極めるのか、ストアコンセプトが不明瞭だと来店動機も形成されません。
小売業界でO2O戦略が加速していくなか、このストアコンセプトを明確にすることは非常に重要なポイントになると思います。

 

ハイパーローカル戦略の雄であるニューシーズンズマーケットを紹介します。
===========================
■店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

===========================
青果や精肉売場で、契約農家の家族写真や食材へのこだわりなどを掲示しています。
また、消費期限が切れた食材を有機肥料に変える装置を導入し、契約農家に無償で配布、その肥料で育てられたオーガニック食材を仕入れて売るなどの地産地消モデルも徹底されています。

 

まさにストアコンセプトが明確なお店です。

 

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】ウォルマートの西友売却に見る外資チェーンの勘違い
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180820-00001027-shogyokai-bus_all&p=1

      

お店のためになる
顧客台帳活用
メルマガ全10回

顧客台帳の活用ノウハウや、顧客台帳データを活用することで売り上げ180%を達成した販売促進の成功事例などを、全10回にわたりお届けします。

田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

詳しいプロフィールはこちら