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2018/07/31

「串カツ田中」の利用シーンマーケティング

以前、「串カツ田中」の人材戦略について触れましたが、今回は同社の全席禁煙についての記事です。

 

同社は受動喫煙防止対策の一環で6月から(一部フロア分煙などの店舗を除き)全席禁煙にすると発表しました。
大手外食チェーンで全席禁煙に向けた動きが加速していますが、喫煙者との相性が良い居酒屋で全席禁煙を導入するのは客離れなどのリスクも伴います。

 

その後、来店客や売上がどのように変化したのでしょうか?
記事にによると、
・売上高が下がった一方、客数は前年同期比102.2%とアップ。
・家族連れや女性が増えた一方、会社員・男性グループは減少。

 

喫煙者グループが減少した反面、非喫煙者グループが増えたという結果で、客数は増加したが客単価が減少したので、最終的な売上は減少したというのが総括です。
客層が変われば「利用シーン」も変わります。
時間帯別の売上も、早い時間帯の売上高が増加する一方で、深夜帯のそれは減少した結果となっています。

 

しかし、同社ではこの現象は意図したものであると述べています。
「全席禁煙」の結果ではなく、意図的に「客層別利用シーンの拡大」として、「家族連れ」を明確にターゲットに据えているとのこと。

 

従来の居酒屋から脱却し、客層を広範囲に広げることを意識していますが、家族連れが増えればソフトドリンクの注文が多くなり、当然のことながら客単価は下がります。
今後、客層と利用シーンが変われば、それに対応してメニューやサービスへの変化も求められます。
実際に、ジャンケンして子供が勝つとソフトドリンクを1杯サービスしてくれるなど、明らかに「家族連れ」を意識したサービスを展開しています。
今後、この利用シーンの拡大を「串カツ田中」が、どうフォローしていくのか、その取り組みに注目しておきたいと思います。

 

客層の違いによる、売り場づくりや組織づくりについて、日米の小売店での比較を行った記事を紹介します。
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■日米の売り場・組織づくりの違い

日米の売り場・組織づくりの違い

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・店舗スタッフは顧客満足を上げ客数増加に努める。
・増加した客数に対して、客単価・売上を上げる仕組みづくりを本部スタッフが行う。
アメリカの革新的小売店では、この様な役割分担制を取り入れて、客層に最適化されたお店づくりを行っていました。

 

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】『串カツ田中』全面禁煙化で客層に変化。「家族連れ」ターゲットに進化する居酒屋業界
https://www.inshokuten.com/foodist/article/4922/

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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