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2018/07/20

総合居酒屋苦戦の理由を考える

またも総合居酒屋の売上低迷の記事。
私が持っているデータが4月までのものなので若干、引用記事とは数値が違いますが業態別の売上前年比です。

 

【2016年】
焼肉:103.9%
洋食:99.7%
和食:100.4%
中華:99.9%
居酒屋:90.8%
 

【2017年】
焼肉:107.8%
洋食:100.9%
和食:98.9%
中華:102.0%
居酒屋:98.1%
 

【2018年】※4月までの集計データ。
焼肉:105.7%
洋食:100.5%
和食:99.3%
中華:106.1%
居酒屋:95.7%
 

これをみても、居酒屋業界がいかに苦戦しているかが分かります。
対して、コンセプトが明確な焼肉業界は、昨今の肉ブームもあり好調です。

 

総合居酒屋低迷の原因として引用記事では、
・酒税法改正による値上げ
・「総合」居酒屋という業態そのものの限界
・ちょい飲み需要
の3点を挙げています。

 

私も概ね同意です。
いつも申し上げていることではありますが、「より良いモノを・より安く」というターゲットを絞らないマーケティングは、価値観が多様化した成熟市場では通用しません。

 

総合居酒屋と言えば「なんでも食べる事ができて、それなりに美味しい」という印象が強いですが、そのコンセプトこそが本質的な原因だと考えています。
実際に居酒屋をチェーン展開している企業は、単価やメニュー構成などを細分化し、店舗ブランドを変え複数業態を展開するケースが増えてきました。

 

例えば老舗の養老乃瀧では、徹底した低価格路線の「一軒め酒場」や、40代以降のロボ好きには嬉しい「映像居酒屋 ロボ基地」など、業態が多様化しています。
かつての単一業態・複数店舗というチェーン展開から、複数業態・複数店舗という様に大手チェーン店も様変わりしつつあります。

 

「なんでも揃う」では来店動機は形成できません。
「○○と言えば、□□」というブランド連想が形成されるレベルの独自性が必要です。

 

前半の〇〇は競争市場(競合店)における、自己定義(貴方の店舗の独自性)
後半は、それぞれの固有のブランド名(店舗名)。

 

これが形成できれば、どんな市場で・誰に対して・どんな価値を提供するのか、をお客様が直ぐに連想できます。
これをブランドステートメントといい、ブランドの大切な機能です。

 

既存客や、店舗周辺でまだ来店した事がない顧客に、ブランドを通じて「約束する価値」を伝達することが最も重要です。
それに成功すれば、貴店の「価値」に共感した、最もリピートしてくれる可能性が高いターゲット顧客が来店してくれます。

 

それは、たくさん同業他社が立ち並ぶ中で、クーポンなどよりも、貴方の店舗を利用する強い来店動機となるのです。

 

一度、皆さまのお店のブランドステートメントを明確にしてみてください。
ブランドステートメントが不明確ならば、おそらくマーケティング活動(新規集客・リピート集客)も不明確になっているはずです。

 

ブランドステートメントにちなんで、来店動機を形成するブランドづくりについての記事を紹介します。
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■地域密着型店舗のブランドづくり

地域密着型店舗のブランドづくり

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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貴店の「ブランドが約束する価値」について、独自性や競争力があるか、今一度考えてみてください。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】居酒屋チェーン、行く意味消失の危機…理不尽なお通し代・魅力ないメニュー・粗い接客
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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