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2018/07/18

万能学者、平賀源内のプロモーション術

2018年の土用丑の日は、7月20日(金)と8月1日(水)だそうです。

 

・・・しかし、「丑の日」が近いのに国産鰻が売れないというニュース。

 

今年は鰻の稚魚の漁獲量が平年の100分の1程度、という極度の不漁です。
したがって、このままいけば国産鰻は食べられなくなるかもしれない、というニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
しかし、今回のニュースはそんな希少価値が高いはずの国産鰻が売れずに余っているとのこと。

 

理由には価格高騰や「土用丑の日」の食習慣の薄れ、など様々な理由が挙げられています。
鰻の消費量に関する正確な統計データは存在しないようですが、生産量と輸入量から推測されたデータでは、現在は2000年に比べて3分の1程度まで消費が落ち込んでいるとも言われています。

 

そこに、国産鰻の価格高騰、サスティナビリティの浸透(ニホンウナギは絶滅危惧種)などが拍車をかけたことが売上低迷の理由かと思われます。

 

ところで、丑の日になぜ鰻を食べる習慣が出来たのでしょうか?
少し調べてみると諸説様々ですが、江戸時代に活躍した平賀源内と鰻屋のエピソードが大きく関わっているようです。

 

養殖鰻は年中食べられますが、天然鰻の旬は夏ではありません。
天然鰻は、秋から冬にかけてが旬となります。

 

ですから夏場には脂っこくなり味が落ち、鰻の売上が低迷していたそうです。
そこで、鰻屋が売上低迷で困っていることを平賀源内に相談しました。

 

相談された平賀源内は、 「丑の日にちなんで、“う”から始まる食物を食べると夏負けしない」という風習を利用し、「本日丑の日」という張り紙を店に貼るというプロモーションを展開したところ大繁盛しました。
他の鰻屋もこぞって真似し、それが習慣として拡がったと言われています。

 

まるで、バレンタインデーと同じですね。
「愛の告白」と「チョコレート」は本来全く関係がありませんが、2月14日「愛の誓いの日」にチョコレートを贈ろうという利用機会を設けたことで、日本では定番のイベントになりました。

 

この様な「利用機会の創出」は、販促においてはとても重要です。
永年、プロモーションのアドバイス業務を行っていますが、不思議とお客様にとっての「究極の自分事」である記念日だけでなく、お店の創業記念日や年末年始など、キリが良い日をイベント化すると来店率が大きく向上する傾向があります。

 

下記は、私が検証した「特典付き販促の反応率」を一定期間集計した実データです。
・一斉配信型の販促メッセージの反応率 : 16.00%
・ターゲット販促(VIP限定や記念日など)の反応率 : 32.57%
記念日や会員ランク別の販促(FSP)の反応率(来店率)が圧倒的に高いことが分かります。
記念日や、(VIP客への)日頃のご愛顧のお礼といった「究極の自分事」で貴店の利用機会をつくることで、強い来店動機を生み出します。

 

上記の販促ロジックは簡単なことではありますが、人手不足や多忙な飲食店における販促はクーポンに代表されるように不特定多数に配信されるケースが散見されます。
それでは「自分事」とはならず、来店動機を生み出せません。

お客様にとっての「自分事」をきっかけとした貴店の利用機会の創出。
いちど実践してみてください。

 

鰻に関しては生態系も含めて謎が多いですが、「種」と「食文化」保護の両立を真剣に考えなければならないと思います。

 

今回の記事ににちなんで、利用機会を創出する販促カレンダーの活用に関する記事です。
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■反応率を上げる「販促カレンダー」の活用法

反応率を上げる「販促カレンダー」の活用法

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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上述しましたが、プロモーション別の反応率を見ていただくとお分かりいただけると思います。
反応率が高い「究極の自分事」である誕生日や記念日は、最低でも何からのプロモーションを実施しましょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】「丑の日」前なのに…国産の鰻が売れない?
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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