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2018/07/09

「街角の本屋さん」は生き残れるのか?

今年の6月に、青山ブックセンター六本木店が38年の歴史に幕をおろしました。
「本を使った空間づくり」「書店員の選書力」などリアル店舗の強みを活かす努力を続けてきましたが、残念な結果です。

 

最も大きな原因は、やはりオンラインショップの台頭と書籍の電子化
1999年には22296店舗あった書店ですが、2015年には13488店舗と、この16年で8808もの店舗がその姿を消しています。

 

書籍購入の比率は下記の通りです。※複数回答可。
・リアル書店:80.2%
・オンライン書店:35.1%
まだまだリアル書店の市場が大きいものの、オンライン書店の市場がリアル書店の市場を侵食しているのが分かります。

 

オンライン書店を利用している理由ですが、
・いつでも、どこでも購入できるから
・品ぞろえ
・検索が簡単
など、「利便性」をその理由として挙げています。
そして、その利用店舗の第1位はやはり「Amazon」

 

「書籍を購入」というモノを提供する価値では、リアル書店はオンライン書店には勝てないでしょう。

 

しかし、出版市場そのものが大きく縮小しているのかといえば、必ずしもそうではないようです。
確かに紙媒体の書籍についてはこの20年で、その市場がおおよそ半減しています。
かわりに徐々にではありますが、電子書籍の市場は伸びており、総合的には微減という状況です。

 

街角の書店が次々と姿を消していく中、蔦屋書店に代表される書店とカフェが一体になった「ブックカフェ」型の店舗は徐々に増えています。
梅田にある蔦屋書店は、この3年で、来店客数については以前あった三越伊勢丹の店舗に比べておよそ10倍にのぼり、書籍の販売も年々伸びているといいます。

 

更に街角の書店を苦しめているオンラインショップの雄であるAmazonも「Amazon Books」というリアル書店を展開しています。
例えば、
・Amazon.comで星が4つ以上のレビューを獲得した本だけが並べられているコーナー
・価格を調べるには、バーコードをスキャンしてAmazon.comにアクセス
といった具合に、見事にO2O戦略が徹底されています。

 

以前、「街角のカメラ屋さん」が姿を消していく中で、ニコンの高級一眼レフの販売が好調である、という記事を紹介しました。
カメラという「モノ」の販売は不調ですが、「写真を撮る」人の人口が減っている訳ではありません。
ニコンは、そこに着目してSNSのヘビーユーザーに一眼レフを使ったSNS活用術という「コト」を売ることに成功したのです。

 

個人的には電子書籍よりも紙媒体の書籍の方が好みです。
ブックカフェを中心とした「読書体験」が、街角の本屋さんの生き残り策の光明となるのでしょうか。
市場の推移に着目しておきたいと思います。

 

ニコンの「コト」売りの成功事例の記事については下記をご覧ください。
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■ニコンの高級一眼レフ販売好調の原因を探る

ニコンの高級一眼レフ販売好調の原因を探る

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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「誰に」「何を」「どのように」というマーケティングのフレームワークがしっかり構築されていることが分かります。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】オンライン書店「Amazon」がトップ ショップを選ぶ3つのポイントとは

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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