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2018/06/12

「定額制カフェ」は定着するのか?

最近、小売やサービス業で流行の兆しを見せているのが「定額制サービス(サブスクリプション)」です。

 

このシステムを導入したカフェなどが続々とOPENしています。
具体的には、月額3,980円から7,000円程度とお店により幅はありますが、毎月一定金額を支払うことでコーヒーや紅茶が飲み放題になるというサービス。

 

なぜ、この様なサービスが誕生したのか?その背景にあるものとはなんでしょうか?

 

引用記事によると、

①ファストフード店やコンビニエンスストアなどで提供されるコーヒーの質が向上、カフェの競合が増えた事によるマーケティング戦略。
②2月や8月といった売上の落ち込みを気にせず、売上が安定する。
③(気にせず飲める事から)来店頻度が増えることで、サイドメニューのオーダー率が高くなり客単価が向上する。
④来店頻度が増えることで、常連さんが増えコミュニケーションが密になる。
この様な理由を挙げています。

 

しかしここで気になるのは、上記で挙げられた定額サービスの目的が企業視点であり、肝心の顧客視点でのメリットが明文化されていないということ。
売上が安定する代わりに、顧客にどの様な「価値」がもたらされるのか
これが伝わらないと「元が取れるか取れないか」という視点に偏ってしまい、一部のヘビーユーザーへのメリットしか創出できなくなります。

 

初代プリウスは「ハイブリッドカー」として登場し、燃費の良さなどから「エコカー」として認知されました。
しかし、燃費の良さで「元が取れるから」プリウスがヒットした訳ではありません。
古くから、自動車市場は「安全性能」や「環境性能」は商品力に繋がらないとされてきました。
しかしプリウスは、「エコカーに乗るステイタス」や「環境性能を楽しむ」という、新しい価値を創出することに成功したためエコカーの代名詞となりヒットしました。

 

定額制サービスそのものは現時点では目新しいサービスですが、競合店に対する独自性とはならず簡単に模倣されてしまいます。
その先にある、独自性や経験価値を提供できるか?
そのお店の定額制サービスを利用することで、どの様な「素晴らしい体験」が待っているのか?
これらが明文化されれば、カフェの新しい利用スタイルとして定着していくと思います。

 

「定額制サービス(サブスクリプション)」については、今後も注視していきたいと思います。

 

これからの実店舗は、「感動体験の提供(経験価値)」が生き残りのカギになってきます。
無人レジコンビニの「Amazon Go」であれば、
「誰に」:忙しいビジネスマン
「何を」:出来立てのサンドイッチや総菜
「どのように」:顧客価値が低いレジ業務の人件費を削減。代わりに厨房設備や(それに関わる)スタッフを充実させ、顧客価値が高い商品(出来立ての総菜など)を提供
という様に、明文化されたストアコンセプトがあります。

 

この「感動体験の提供(経験価値)」については、下記のページで詳しく紹介しています。
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■「体験型店舗」をつくる

「体験型店舗」をつくる

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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特にニューシーズンズマーケットやトレーダージョーズの事例は、大手チェーンに対抗する手段として参考になる事例だと思います。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】月額会員制カフェが人気、飲食業界で「定額制」がはやる理由
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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