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2018/06/01

シダックスの事業売却に学ぶ生き残り戦略

シダックスが、カラオケ店舗の運営事業から事実上撤退するようです。
シダックスグループ自体は食材などの取引においてカラオケ業界とのつながりは持ち続ける様ですが、カラオケ店舗の運営事業に関しては業界第3位の「カラオケ館」を展開するB&Vに売却するとのことです。

 

カラオケ業界は、第1位のビッグエコー( 第一興商)を筆頭に、第2位のシダックス(シダックス)、第3位のカラオケ館(B&V)という構図。
今回、業界第2位である「レストランカラオケ・シダックス」の事業売却はインパクトがあります。

 

カラオケ市場そのものは成熟産業ですが、実はカラオケ人口そのものは約10年ほど前に下げ止まり、その後は横ばいか微増という状況です。
その様な中でシダックスが1人負けしてしまった原因は何だったのでしょうか?

 

引用記事にもありますが、最も大きな原因は「外部環境の変化」に対応出来なかったことが挙げられると思います。

 

シダックスの特徴は、主に下記の通りです。
・郊外立地を中心とした大型店舗。
・食事、飲料に力を入れた高い客単価。
結果的に飲み会の2次会需要などを取り込むことに成功し、売上・利益を伸ばしてきました。

 

しかし、外部環境が変化します。
・会社員の2次会需要の減少。
・飲酒運転防止などの理由による、飲酒規制の厳罰化。
・ひとりカラオケの需要増加。
これらの変化は、郊外の大型店舗がメインのシダックス社にとって大きな痛手となります。

 

業界第1位のビッグエコーは、都市部で人目の付きやすい駅前など好立地をメインに出店。
更に「コンセプトルーム」という設備があり、女子会向けの「エレガントルーム」やお子様連れに最適な「キッズルーム」、歌って踊れる「フリカラルーム」など、多種多様なニーズに応えています
実は同様の設備はシダックスにもあるのですが、車で移動することになる郊外店舗だと「週末のレジャー目的での利用」がメインになり、上記の様な細分化された需要を上手く取り込めなかったのでしょう。

 

結果、市場の変化によりマーケティングのフレームワークである「誰に」→「何を」→「どの様に」というストーリーが破綻してしまったということです。

 

「生き残るのは、最も強い者でも、最も賢い者でもない。変化できる者が生き残るのだ。」

 

市場変化への対応の重要性を再認識させられる事例でした。
同じように、チェーン店でありながら(均一化ではなく)市場の変化に対応して生き残ったアメリカの成功店舗の事例です。
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■フレッドマイヤー

店舗視察事例:フレッドマイヤー

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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■アルバートソン

店舗視察例:アルバートソン

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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特にアルバートソンは、企業全体としては不採算店舗の閉鎖が続くなど厳しい経営状況にありながら、地元客に愛されて生き残った奇跡の店舗です。
いずれも、周辺顧客の細分化されたニーズに対応し変化することで生き残った事例です。

 

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】シダックス、カラオケ事業売却に至った事情
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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