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2018/04/03

入社式の変遷に見る今後の店舗戦略の在り方

引用記事は、昨日のニュースの一部ですがエーピーカンパニーの入社式の模様です。
入社式が船を貸し切ってのクルージングで、全国の特産品を使った料理を食べるというなんとも豪華な内容。
古い人間の私には少々やり過ぎと思ってしまいますが、「人」を大切にする経営理念を掲げる同社らしい入社式。
このやり方に変えてから離職率が1割も減ったとのことです。

 

今日はそれにちなんで、従業員の観点から考える「アメリカの個性派スーパーのマーケティング」について書きたいと思います。

 

私は、2度目となりますが2016年にポートランドとシアトルの個性的な革新的スーパーの視察研修に行ってきました。
1度目に行ったのは2007年です。
その革新的スーパーに共通していたのは、「従業員の仕事に対するプロ意識とモチベーションが非常に高い」ということ。

 

10年経って、ウォルマートの様な低価格スーパーが「オーガニック」を謳う中で、これまでそれを「売り」にしてきた革新的スーパーは変革を強いられる事になります。
その様な中、マーケティングの観点でどの店舗にも共通していたのは、顧客ターゲットと(かれらを満足させる)ストアコンセプトが絞り込まれており明確であったこと。

 

顧客ターゲットを絞り込むことで、顧客の店舗に対する「利用シーン」が明確になります。
利用シーンを明らかにすることで店舗の役割を、

 

「食材供給者から食事提供者」

 

へと質的進化を遂げていたのです。。
つまり、単に仕入れた商品を売るのではなく、「ライフスタイルアドバイザー」として、ターゲットとなる顧客に向けた「健康的で美味しい食べ方」であったり、「子供への食育」であったりという付加価値を売るお店へと進化していました。

 

しかし、それを実現するには顧客との質が高いコミュニケーションやサービスが必要で、単に本部スタッフがトップダウンで店舗づくりに励めば良いという訳ではありません。
だからこそ革新的スーパーには、

 

「従業員も大切な商品」

 

という考えが徹底されていました。
ニューシーズンズマーケットというお店では、「売上数値目標よりも客数を増やす」という経営理念のもと、従業員に大きな権限委譲がなされておりスタッフは「カスタマーサービス」に徹する事ができるマネジメント体制になっていました。
売上や客単価といった仕組みづくりは本部スタッフが責任を持つという役割分担です。

 

O2O戦略の展開は今後の店舗にとって必須だと思いますが、大手と同じことをしても勝てません。
最終的には「人」も大切なメディアの一部であるという考え方が、これからはより重要になってくるのではないかと考えています。

 

日米での店舗づくりの違いについて簡潔にまとめている記事がありますので紹介します。

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■日米の売り場・組織づくりの違い

日米の売り場・組織づくりの違い

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商品志向ではなく顧客志向での店舗づくりが行われているのが、お分かりいただけるかと思います。

 

参考になれば幸いです。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

【引用記事】今年の入社式は“おもてなし”
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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