「アマゾン」に対抗できるお店づくりを考える
引用記事はアマゾンにおけるファッション市場進出に関する記事です。
ZOZOTOWNについては先日記事にしましたが、ZOZOスーツという採寸ボディスーツを利用して、顧客の体型に合った商品を提案する仕組みを展開しています。
一方のアマゾンですが、まだマーケティングの途中の様子で「試着できない」「触れられない」というオンラインショップの課題とファッションとの相性の悪さ、を技術的にどう解決するかについては研究中のようです。
一方で私が気になったのは記事中にある、
【ファッションにおいての購入体験は、単に「商品を買う」ということ以上に、「購入することそれ自体が上質な体験であるべきだ」】
という部分です。
これに関しては、これからの小売業は特に「素晴らしい体験(経験価値)」の提供がより重要になってくると訴えている私にとって、非常に重要な要素だと考えています。
一方で、それについてアマゾンでは、
【アマゾンは、“お客様は万人”だと考えています。ですからセグメント化というのは重要ではない】
【購入体験において大切なのは、いかに利便性が高いか】
と回答しています。
つまり、アマゾンは、AmazonGOに代表されるように徹底した「購入し易さ」という利便性を追求していく方向性が読み取れます。
逆にいえば、スケールメリットで勝てない企業は、そこが勝機であるともいえます。
プチ贅沢市場が伸びているというのは、「購入における価値観の多様化」を意味しています。
全ての人々が「利便性」や、その逆に「経験価値」を求めている訳でもありません。
「利便性」を重視しない、「体験」を重視する顧客に満足していただける店舗づくりがAmazonに対抗できる、ひとつの方向性ではないかと考えます。
改めて「経験価値」に関して詳しく説明した記事と、「素晴らしい体験」を提供することでファンを増やし続けているスーパーを紹介します。
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トレーダージョーズは、約400店舗を展開するチェーン店でありながら、敢えて非効率的なサービスを「戦略」として取り入れているのがお分かりいただけると思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
【引用記事】ZOZO眼中なし。アマゾン日本のファッションEC制覇までの全戦略 —— ピータース本部長単独インタビュー
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。
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田中 潮
店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。