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2018/03/13

くら寿司の「何でも屋」戦略の行く末を考える

くら寿司が、今度はハンバーグやカルボナーラ味のラーメンなど洋食メニューをサイドメニューとして展開するようです。

 

「しゃりカレー」など様々なサイドメニューを展開してきたくら寿司ですが、ネットでは「もはや何屋さんか分からない」と話題になっています。

 

もっとも、くら寿司はこれらを想定しているようで、「寿司だけでは厳しくなってきたから」ではなく、もともと「外食の何でも屋」を目指していたというのです。

 

しかし、「外食の何でも屋」である居酒屋業界は焼肉業界やファミレス業界に比べて非常に厳しい状況が続いています。

 

ちなみに、年間売上で焼肉業界は2015年から2017年まで3年連続で前年比100%超えを果たしています。

一方、居酒屋業界は3年連続で前年比割れが続いている状況です。

 

これについては様々な背景がありますが、全方位戦略の「何でも屋」では、消費者に強い来店動機を形成させるのが難しいというのも一面としてあると思います。

 

あくまで「寿司」がブランド価値として成立した上で話題づくりとしてのサイドメニューなら良いのですが、本当に「何でも屋」となった時に、くら寿司が消費者からどう認識されるのか、今後の行く末を注視したいと思います。

 

アメリカのスーパーでは、自然派志向や高級志向、エンターテイメント型など様々な個性派スーパーが存在しています。

一方で、ターゲットを絞れていない伝統的な「普通のスーパー」はウォルマートなどの圧倒的なスケールメリットによる低価格化の前に苦戦しています。

 

その苦戦しているスーパーチェーンとは「アルバートソン」です。

表現すれば「普通のスーパー」である低価格路線のアルバートソンは、それ以上の「低価格」という特徴を持つウォルマートやコストコなどに対して勝負できませんでした。

 

結局、1990年代には2400店舗まで展開しましたが、2006年にアルバートソンは3つに分割され完全売却されてしまいました。

さらに不採算店舗の閉鎖が続くなど経営状態は厳しい状況にあります。

 

そんな中で生き残った、アルバートソンのとある店舗は本社方針に反して「近隣に忙しいビジネスマンが多い」ということでターゲットを絞った独自の店舗運営を行うことで生き残った奇跡の店舗です。

 

今回の、くら寿司のケースと「ターゲッティング」という観点で比較しながらご覧ください。

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■近隣の住民から圧倒的な支持を得ている「普通のスーパー」

店舗視察例:アルバートソン

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全ての人を喜ばせるのは難しいですが、「近隣の忙しいビジネスマン」に喜んでいただく店舗づくりとターゲットと利用シーンを絞り込んだ事が勝因です。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

【引用記事】くら寿司、ハンバーグなど「洋食」発売 ファミレス客の取り込み目指す
※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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