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2018/03/08

大戸屋の苦戦から学ぶターゲット戦略の重要性

大戸屋が、3年連続で客数が前年割れするなど苦戦しているようです。

 

記事中では、ライバルの定食チェーン店である、やよい軒より単価が高いことや、内部のお家騒動が表面化した事などを原因として挙げ、最終的にはIT技術を導入したコスト削減を提案することで締めています。

 

概ね同意なのですが、私は少し違う印象を持っています。
記事にもありますが、大戸屋はセントラルキッチンを持たず、店内で加工・調理をすることを売りとしています。

 

大戸屋のホームページを見ても、

「ちゃんとごはん。大戸屋」
「ずっと手づくり」

などのキャッチコピーが目立つことからも、それが明らかです。

 

大戸屋には数回しか行った事がないので、他の来店客の口コミを調べてみると、

 

「ちょっと高いけど、接客に愛想が無い。」
「注文してから時間がかかるのは仕方ないが、それをフォローする接客サービスに欠けている。」
「大衆飲食店なので男性をターゲットにした方が回転数が上がると思うが、メニューが女性を意識したヘルシー志向で、ターゲットが絞り込めていないのではないか。」

 

等など、まとめると「接客サービス」と「ターゲッティング」の2点についての指摘が多かったです。

 

価値観が多様化しプチ贅沢という市場が伸びている昨今、「誰に」「何を(どんな価値を)」提供するお店なのか、というターゲット戦略はとても重要です。

 

「より良い物を、より安く」という中途半端な戦略では成功させるのが難しい時代。

 

記事では、やよい軒を引き合いに「価格が高い」事が原因と述べられていますが、口コミでは「メニュー内容を考えると高くはない」と回答している人も多々います。

 

「ちゃんとごはん。大戸屋」
「ずっと手づくり」
これを理念とするなら、高くても、待たされても、お客様が納得するサービスを実現していく事が最も重要なことだと私は考えます。

 

いつも紹介しているお店ですが、400店舗近いチェーン店でありながら、ターゲッティングに基づいた明確なストアコンセプトを持っているお店を紹介します。

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■地元のロハス消費者に「最高の体験」を売るお店。トレーダージョーズ

店舗視察事例:トレーダージョーズ

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店内のPOPやプライスカードを全て手描きすることも、店内の商品の90%程度をPB商品にすることも、全て「地元のロハス(LOHAS)消費者」に最高の体験を売るための戦略として首尾一貫されています。

 

これを約400店舗のチェーン店でブレることなく徹底し続けているのですから、世界中にファンを増やしていることも納得できます。

 

参考になれば幸いです。

 

 

【引用記事】大戸屋からじわりとお客が離れている理由

※上記タイトルをクリックしていただくと、詳細記事がご覧いただけます。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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