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2017/07/03

店舗視察事例:トレーダージョーズ

今回は、トレーダージョーズというお店を紹介します。

 

2007年に私が訪問した時点では290店舗展開していましたが、現在は375店舗を超えています。
ターゲット顧客は、地元のロハス(LOHAS)消費者。
ロハス消費者とは、ざっくり言うと、環境や健康、社会に対する問題意識が高い人々のこと。

 

やはり、このトレーダージョーズも、そのターゲット顧客を意識した、独自コンセプトを持ったお店づくりがなされています。
立地も、「ロハス」や「ヒッピー」といった自然志向が強い人々が住むエリアを選んで出店。
ウォルマートは(出店しないので)競合しないということですね。

 

最大の特徴は、400店舗近いチェーン店にもかかわらず、あえてチェーン展開をしていない点にあります。
どういうことか?

 

最大手のウォルマートなどは約5000店舗の巨大チェーンです。
つまりスケールメリットでは対抗できません。

 

そこで、あえて地元の人々の感性に合ったお店づくりを行う(脱・均質化)事をモットーにしているんです。
1店舗たりとも同じ店を作るなというのが本部の意向だそうです。

 

トレーダージョーズでは、店舗毎にアーティストを雇い、看板や店内のPOP、プライスカードに至るまで手描きするという、とんでもない非効率的なお店づくりをしています。
約400店舗のチェーン店で、この様な戦略を採用するのは本当に凄い事だと思いませんか?

 

そして、このお店のもうひとつの特徴は、店内の約90%を占めるというプライベートブランド(PB)商品
「美味しい物を安く」提供することを徹底するため、アイテム数を絞る代わりに、その殆どをPB商品にしています。
以前紹介した「フレッドマイヤー」などのワンストップショッピングセンターとは逆で、市場や顧客を絞り込む集中化戦略で展開しているスーパーです。

 

①美味しい物が安く手に入る(PB)。
②全て手描きによるメッセージ性が高いPOP。
③プライスカードも全て手描き。

④店長はキャプテン、店員はクルー(乗組員)と呼ばれ、全員がアロハシャツを着て働く。
⑤スタッフを呼ぶのもマイクやスピーカーを使わず、ベルを使う。
⑥一部の店舗では、お店にぬいぐるみか隠されていて、子供がそれを発見するとプレゼントがもらえる。
⑦子供にプレゼントするオリジナルのシール。

 

このように効率化とは逆のお店づくりを、400店舗近いチェーン店で行う理由、それは・・・。

 

地元の買い物客がワクワクするようなお店にしたいから!

 

トレーダージョーズは、「素晴らしい体験(経験価値)」を提供することで近隣の住民をファン化することに成功しているお店なのです。
つまり「素晴らしいショッピング体験」という最高レベルのバリューを提供しているお店ということです。

 

商品という「モノ」ではなく、ワクワクや感動という「コト」を売るお店
皆様のお店では、どんな「コト」を売っていますか?


今回訪問した店舗の立地が分かる店舗周辺の街並み。確かに、ここにはウォルマートは出店しませんね。

 

手描きの看板やPOP。

 

 

店内のプライスカードはご覧の通り全て手描き。(売価変更が大変そう。)

 

子供にプレゼントするトレーダージョーズオリジナルのシール。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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