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2017/06/23

店舗視察例:アルバートソン

今回は、「アルバートソン」を紹介します。

 

こちらは、独自戦略を採用した革新的スーパーではなく、価格戦略型の伝統的なスーパーです。
1990年代には2400店舗まで展開しましたが、2006年にアルバートソンは3つに分割され完全売却されてしまいました。
経営状態としては、不採算店舗の閉鎖が続くなど厳しい状況にあります。

 

「そんな店舗を何故このページで紹介するの?」と厳しいツッコミが聞こえてきそうですが・・・。
実は、非常に厳しい経営状態にある中、今回訪問したとある店舗は奇跡を起こして生き残ったのです。

 

それは何故か?

 

もともと、アメリカの伝統的スーパーは人材にコストをかけないマネジメントスタイルのお店が多いです。
アルバートソンも(独自戦略を採用した革新的スーパーに比べれば)同様です。
しかし、私が訪問した店舗の店長はその様なマネジメントスタイルに捉われずに独自の考え方でお店づくりを行っていました。
その基本方針とは・・・

 

「Happy Employees Equal Happy Customers!」

 

という考え方です。
お客様をhappyにすることと、従業員をhappyにすることを同列で実現する考え方です。
実は、革新的スーパーは、どこもこの考え方を理念として取り入れています。

 

生き残った店舗の店長が行った例を幾つか挙げます。

 

 

Happy Customers ① : お客様の欲しい商品がなかったので、そのお客様のために仕入れてあげた。
Happy Customers ② : (他のお店ではやってない)お肉を好みのサイズにカットして販売。

 

Happy Employees ① : お客様をHappyにした従業員にはご褒美をあげてモチベーションUPさせる。

 

 

一見するとなんでもない事のようですが、平均化を求められる従来のチェーン店スタイルでは、上記の様な取り組みは非効率的なので実践するのは現実には難しいです。
しかし、この店舗は、お客様を大切にする理念を従業員に伝えて、それを評価することで、地元から愛されるお店になっていったのです。

 

ちなみに、この店舗では近隣に忙しいビジネスマンが多いということで、入口すぐ右側に新鮮なカット野菜・果物などを多くレイアウトするなど店舗のリニューアルを行いました。
「すぐに目的の物を買って、帰ってすぐに調理できるようにした」とのことです。

 

そうすると、お客様がhappyな経験をする ⇒ 口コミで広がる ⇒ 客数が増える、という現象が起きました。
そして、近隣の住民から「この店舗を残してくれ!」という署名運動が起こり、この店舗は生き残ったのです。

 

この点からチェーン店であっても、地域に合わせた個店化のお店づくりの必要性が見えてきますね。

 

下記に掲載している写真は、忙しいビジネスマン向けのカット野菜・果物の売り場と、アメリカ特有のクロスマーチャンダイジング(関連商品販売)の売り場です。

 

皆様のお店にとっての「Happy!」は何でしょうか?

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

店舗外観

 

伝統的チェーン店もオーガニックに対応

 

忙しいビジネスマン向けのカット野菜・果物の売り場

 

クロスマーチャンダイジング(関連商品販売)の売り場

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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