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2017/06/09

店舗視察例:ニューシーズンズマーケット

サスティナブル戦略No.1であるニューシーズンズマーケットというお店を紹介します。

 

サスティナブルとは、企業や人が発展し裕福になるだけでなく、周辺環境を保護することも両立させようとする考え方です。
人・企業・環境全てが“持続可能な社会づくり”ということです。

 

日本でも、プリウスの登場により車にも積極的に環境性能(燃費の良さや低排出ガスなど)が盛り込まれるようになり、その後もロハス(lifestyles of health and sustainabilityの略=健康で、自然環境も持続可能な生活様式)などの言葉が流行りました。
最近では、神奈川県藤沢市で19社1協会により推進されている街づくりプロジェクト「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」が誕生。
この街では、住環境や商業施設、健康・福祉、教育施設、公園などの周辺環境の理想的なあり方を「生きるエネルギー」と表現して、それを100年先まで持続させるビジョンを掲げてプロジェクトが進められています。

 

今後、このサスティナブルと言う概念は、積極的に各企業に取り入れられていくと思います。

 

このニューシーズンズマーケットは、そんな「サスティナブル」という言葉が流行するずっと以前から、このコンセプトを取り入れて売上げを伸ばしてきたスーパーです。
なので、環境意識が高いLOHAS消費者が住んでいるエリアを選んで出店しています。※やはりターゲット顧客が明確に設定されていますね。
したがって戦略の中心は「ハイパーローカル」「サスティナブル」。

 

興味深いのは、一見競合と考えられそうな地元のファーマーズマーケット(市場)に出資することで店舗周辺の集客力を強化するだけでなく、地元住民の雇用確保や関係性構築を両立させる取り組みを行っている点です。

 

また、消費期限が切れた食材を(廃棄せずに)有機肥料に変える装置を店舗に導入し、近隣の契約農家にその肥料を無料配布、それで育てられた農作物を仕入れて売る、という徹底した地産地消のビジネスモデル(ハイパーローカル)を展開。

 

更に!
鮮魚コーナーでは生態系の表記を行うという徹底ぶりです。
プライスカードが色分けされていて、充分な個体数が確認されている魚は「緑色」・食べ過ぎると個体数が足りなくなる魚は「黄色」などが分かるようになっています。
店舗にとって都合が良い情報だけでなく、場合によっては売りづらくなる環境問題の情報開示に至るまでを徹底して行っているんです。

 

なぜなら、ターゲット顧客が「LOHAS消費者」であり、提供する価値が「ハイパーローカル & サスティナブル」だからです。

 

どうでしょう。
まさに地元の人と企業と周辺環境が持続可能な社会づくり(サスティナブル)の戦略が徹底された企業なんですね。

 

なので、ここで働くスタッフは非常にモチベーションが高い!
地域貢献しているお店に働いているという自信に満ち溢れているんです!
嬉々として私たちに、このお店の素晴らしさを説明してくれます。
また、権限委譲の仕組みがしっかりと行われているので、試食も(各々の判断で)積極的に勧めてきます。

 

このニューシーズンズマーケットでは、マネジメント(組織づくり)もユニークなのです。
お店の売上は本部のバイヤーが全ての責任を負っていて、店長はカスタマーサービスに徹することが出来るようになっています。
カスタマーサービス(=お客様にハッピーな体験を提供する)と売上は、時には反比例することもあるので、責任の範囲を分けているとのことでした。

 

しかし、長い目で見れば、ハッピーな体験(経験価値)を提供することは、来店客数の増加に繋がることを彼らは充分に知っており、その為の戦略でもあるわけです。

 

この辺の詳細について関心がある方は、個別にご連絡ください。
【無料相談のページ】 ←こちらから連絡できます。

 

いかがでしたか?
お店・商品・人全てに独自化戦略の理念が徹底的に落としこまれていますね。

 

私達は「誰に」「どんな価値の提供を」約束するお店なのか?

 

一度、その事を皆様の店舗でも考えてみてください。

 

ニューシーズンズマーケットの特徴のまとめ。
1.クレンリネスが徹底されたゴミひとつ落ちていない店舗外観。
2.数は少ないながらも、地元の農家が作ったオーガニック野菜売り場。
3.青果や肉の売り場の上に掲げられている、生産者情報。(名前だけでなく写真や農場の雰囲気が分かるようになっています。)
4.鮮魚売り場で掲示されている生態系情報。
5.その生態系が分かる色分けされたプライスカード。
6.スタッフさんのモチベーションが高く、常に笑顔で仕事している。
また試食を積極的にすすめるなど、自ら考えて仕事が出来る裁量権も与えられている。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

(環境意識が高い方が住んでいるエリアに絞って出店しているので、外観も環境も美しい)

 

(周辺の企業も植物を植えエコルーフにするなど環境意識が高いのが分かる。)

 

(農家や畜産農家の「顔」や「ポリシー」など、陳列されている商品の作り手が分かるハイパーローカル戦略。)

 

(サスティナブル戦略のひとつ。生態系を表したプライスカード。緑:充分な個体数が確保されている食材。黄色:食べ過ぎると個体数の減少が懸念される食材。)

 

(スタッフさんの裁量でお客様に試食をおすすめすることができる)

      

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田中 潮

店舗向け顧客管理システム営業、地域密着型成功小売店のアメリカ視察を経て、10年以上に渡り店舗業向けのデータ分析・マーケティングアドバイス業務を行う。
理論だけでない、具体的な事例を多数紹介したセミナーは参加者から高い評価を受けている。

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